昼咲き月見草とタヌキワナ
ホワリと桃色の花が開いた。
昼咲き桃色月見草。
土質によって花の色がだいぶ変わるようです。
この株を取ってきた道端では、もっと濃いピンクの花でしたが、
ウチに根付くと淡い桃色になった。
月見草はいったん根付くと、どんどん増えていきます。
しかし、ウチのウラ庭に最近タヌキが出没するようになって、
そいつが刈った草の下の土を掘り起こすので困る。
まだ小さな野菜苗の周りを踏んづけたり、なぎ倒したりする。
だから、せっかく植えた苗がダメになってしまう。
この暴挙はちょっと許し難いので、対処することにした。
で、タヌキワナを作ってみました。
どうやって作ろうかなと考えていた時に、ちょうど目についたのが、お買い物カゴ。
これを使えば簡単にできそうだと思って、作り始めてはみたが、
跡で冷静に考えてみると、ちょっとサイズが小さい。
タヌキというのは、猫よりひと回り大きいぐらいだから、
まぁ入れなくはないし、持ち運び用にはこれぐらいで丁度いいのだけれど、
「どうぞいらっしゃい」のワナにしては、やっぱりちょっと小さい。
でも、まぁいいや。
このあたりのタヌキなら、たぶんワナ慣れはしていないだろうから、
多少小さかろうが、エサにつられてそのうちまんまと掛かるでしょう。
エサはといえば、
この辺りは野良猫が多いので、これに猫でも掛かれば面倒だからと思って、
サツマイモとかニンジンとか、煮豆とかの野菜系にしてみました。
しかし、実際にタヌキがワナに掛かってしまったら、
これをどうしようかという問題が残る。
このあたりの何を食ってるかわからない雑食のタヌキは、私もあまり食べたくはないし、
殺処分というのも、自ら手を下すのは若干気が引ける。
それで、風呂に浸かりながら考えた。
「そうだ、山に持って行って逃してあげよう!」
もう、ウチの畑には帰ってくるなよ、ということで。
山に行けば行ったで、タヌキ同士の熾烈な縄張り争いにもなるだろうが、
それは新たな試練ということで、
タヌキくん、生きてさえいればいいこともあるよ。
と、捕らぬ狸の皮算用。