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2015年3月29日

春の風景2

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今朝起きて、はじめて、
「今日はストーブが要らないかも」と思った。
もう暖房が要らない、と思う体感温度って何度ぐらいなんだろう。
湿度や天気や風の具合なんかでも変わってくるのかもしれない。

ルッコラの十字花が開いた。


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まだ3月。もうすぐ4月。
いつもならもう少しストーブが必要なはずだけど、
温暖化が進行しているというでしょうか。

ペチコートも並んで咲きほころぶ。


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ソルダムの、ちょっと控えめで可憐な花。


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ソラマメの薄紫の花のつぼみ。


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そして、今年も桃の花。

2015年3月25日

やっぱり、ヤギがいい。その2

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桃の花がだいぶふくらんだ。

昨日あたりから、良い日和なのだけれど、外の風が冷たくて、
三寒四温というヤツですね。

何かこう、そうやって揺り戻しをしながら暖かくなるという、
そうしないことには暖かくなれないという、
そんな自然の振る舞いが、ちょっといじらしい感じがします。

そして、もう2,3日もすれば、ひとつ目の花がほころぶでしょう。
今年も桃の果が食べられるといいな、と思います。


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ネコも嫌いじゃないけれど、
たまに余り物をあげたり、軒先で雨宿りするぐらいならいいのだけれど、
三度三度エサをやって、世話をするっていうのはちょっとごめんです。

飲める乳が出るわけじゃなし、肉が食べられるわけじゃなし、
たまにネズミを捕るぐらいが関の山で、
自分のエサぐらい自分で何とかしろよ、と思ってしまいます。

その点、ヤギは違う。
乳も出るし、肉も食べられる。
そのくせ、エサ代をかけないでも飼うことができる、というところが何より素晴らしい。

田畑の畦草、河畔草、山の野草や樹葉等、
田舎では邪魔者になるものが全部エサになるんだから、
まさしく共存共栄、家畜としてこんなにいい相棒はいない。

ヤギは、柔らかい牧草よりも硬くて繊維の多い雑草を好むんだそうです。
どこでも繁茂してたいへんな、クズやススキ、ギシギシ、野イバラ等をよく食べ、
せん定枝なんかも、小指ほどの太さなら食べちゃう、と。

しかも、45度の急傾斜地でも何のその、1m以上の草丈でもおかまいなし。
機械も人も入りにくい、山林での傾斜地放牧も、ヤギなら可能です。
おー、まさに生きた草刈り機。


それから、ヤギ乳。
ヤギ乳は牛乳と違い、原乳でもお腹をこわさないで飲める。
牛乳より栄養価も高く、アレルゲンを含まないからアトピーでも大丈夫。
そして、高品質のチーズ、ヨーグルトができる。

ヤギ肉。
ネパールや中東では、豚や水牛よりも高い高級肉です。
体が温まり、体力増強にもよいということで、
奄美、沖縄地方では、薬用としても食べられている。


ほらね、やっぱり、ヤギがいい。


日本では、戦時中の食糧事情の悪化から、
貴重なタンパク源としての、乳用ヤギの飼育が全国に広まったようです。
そもそもヤギ飼育は、飼料も生産物も自家消費に適しており、自給的な性格が強い。

しかし戦後は、国によって牛、豚、鶏の多頭飼育が奨励されたために、
ヤギの飼育が激減してしまいました。
畜産も農業も、個人経営を駆逐するのが、どうも国の政策のようです。
でも、企業が集約して大規模経営にしたところで、
何にもいいことはない。

家畜にとっても、
劣悪な環境で訳の分からない配合飼料や薬剤を投与されるだけ。
そのあげくに、インフルエンザとかで大量に殺処分される。
消費者にとっても、
そんな畜産工場で生産された、工業製品のような乳や肉を、
ただ購買して消費するだけしか、選択肢がなくなってしまいました。
結局、何にもいいことはない。

やっぱり、今からでも遅くはないから、
自分たちのできる範囲で、
自給農と自家飼育で、
「食」を自分たちの手に取り戻すこと。

それが生きる基本ではないかと。

2015年3月24日

春の風景。やっぱり、ヤギがいい。

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ペチコート水仙が開いた。
ウチのは、背が低くてとてもこじんまりとしているけれど、
どこかキリッとしたところがあって、小さな女の子みたいで愛らしい。

これはこれから咲き始める蕾たち。
毎年少しずつ増えてるみたい。


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あんずの花も咲き始めた。


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家畜を飼うのは何がいいんだろうと思って、
図書館に行って本を借りてきた。
豚と羊と小さな馬とヤギの本。

目的は第一が用畜、つまり乳・肉・卵といった食糧のためです。
ペットの趣味はまるでないから、ひたすら実益です。
せめて、自分で草を食べてくれたり、肥料になったりと、
何かの役に立ってくれないことには、わざわざ飼ってもつまらない。

にわとりはいいけれど、やっぱり四つ足もほしい。
しかし、牛や馬はでかいし、エサもたくさん食べるだろうからちょっとたいへん。

馬に乗れたら楽しいなぁと思うけれど、
小さな馬でもブラッシングをしてあげたり、蹄を切ったり、馬小屋の掃除をしたり、
病気の心配をしたりして、いつも気にかけるのは、ちょっとやっとられん。
羊も、いくら羊毛が取れるからといって、伸びたら散髪してあげたりとか、
自分で散髪もできないくせに、何で毛が伸びるんだろうかと思ってしまいます。
自分のことぐらい自分でできないヤツは、ちょっとね。


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で、ヤギの本を見ていると、
「きたるべき食糧危機に備えて、ヤギはエサが人間と競合しない家畜」である、と。

また、その特徴として、
・熱帯、寒帯、湿地帯、乾帯等に適応し、粗食に耐え、過酷な条件下でも生き抜く。
・牧草から木、残滓まで幅広く食べ、どの家畜よりも食べる草の種類が豊富。
・自家屠殺ができて、冷房設備がないところでも消費できる。
・ヤギミルクは母乳に近く、栄養成分が豊富で、消化もよく、アトピーにもよい。
・小規模で飼え、搾乳中もおとなしくて管理しやすい。
・ヤギの糞は固形の粒状なので扱いやすく、肥料効果も高い。

ね。自給農の家畜としてはいいことづくめでしょ。


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やっぱりヤギがいい。


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願わくば、
田植えした水田に入って、ヒエなんかの草だけを選って食べてくれりゃぁ最高なんだけどなぁ。
でも、そりゃちょっと無理か。

でも、畦なんかの草を刈る時に、
草刈り機を持っていくんじゃなくて、ヤギを引っ張っていくというのはいい。

油代も要らないし、腰も痛くならない。
時間はかかるかもしれないけれど、
糞もその辺に落としちゃうかもしれないけれど、
刈った草を集めたり、運んだりなんかいっさいしなくていいしね。
何よりそれがヤギにとってはエサになるんだから素晴らしい。
こういうのを、WINWINの関係というんじゃないでしょうか。

ヤギミルク、山羊チーズ、ヤギ肉。
うーん、かなりいいかも。

2015年3月21日

ボケの花が咲いた。

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昨日あたりからぐんと暖かくなった。
朝起きたら、まずストーブに火を入れるのは変わらないけれど、
もう厚い上着は要らないようです。

こうなると、えんどうのつるもぐんぐん伸びる。
遅咲きの黄色すいせんもあちこち花を開き、
木の芽や蕾もふくらんで、
あんずや桜もぽつぽつ花が咲き始めた。
そして、ボケの白い花が咲いた。


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隣の赤のボケもだいぶ蕾がふくらんではいるが、
今年は白の勝ち。
去年がどうだったか、知らないけど。

2015年3月 3日

梅が咲いた

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昨日の陽気で梅の蕾がだいぶ膨らんだ。
そしてひとつだけ花びらを開いた。
去年は実がひとつもならなかったけれど、今年はなってくれればいいな。

まだまだ肌寒いけれど、昼間の気温は10℃を超えるようになって、
山陰にも少しずつ春がやってきているようです。


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えんどう豆も思い切ってつるを伸ばし始めました。
やがて花も咲くでしょう。

今年は米が作れればいいな。


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麦も去年は作れなかったので在庫の麦がなくなってしまい、やむなく玄麦を仕入れました。
玄麦ってあまり流通しないせいか、高い。
しかも店によっては値段が倍ほど違うところもあるからおかしい。

たかが麦、作れば安いものなのにね。