庭の草々
去年の朝顔の種がだいぶあちこちに飛んでいたようです。
だから今年は庭中朝顔だらけ。
これは地這え朝顔。
じゃないけど、もともと花が小さなラッパみたいに咲く朝顔なので、
地這えがちょうどきれい。
高砂ユリもだんだん勢力を伸ばしてきて、今年は庭中に咲いている。
もうふんだんに咲いているので、花瓶にどかっと投げ入れて室内に置くと、
夜になってからふわーっと甘く怪しい香りを漂わせる。
こんなに甘い香りを出すのなら、
もっといろんな虫が寄ってきてもよさそうなのに、そうでもない。
姿形がちょっと近寄りがたいのか、
それとも夜にだけ甘美な香りを放って、みだりにあまたの虫を呼び寄せるのか。
これらは田圃の畦から取ってきたもの。
これまで名前も調べずにいたのだけれど、
尻尾みたいな花を咲かせるのが、シロバナサクラタデ。
よく見ると、2,3ミリほどの小さな花がたくさん集まっています。
でも、それらは萼なのだそうです。
野菊みたいなのが、カントウヨメナ。
花びらが白く見えるけれど、
本当は気づくか気づかないほどのほのかな青紫色です。
チコリも薄い青だけれど、
これはもっともっと、もう消え入りそうなくらいの淡い色。
どうしてそんなに淡いんだろう。
でも、そういうのはみんな、もう秋の草なのです。
8月ももう29日。
今年はこのまま秋になっちゃうのかね。
そして気づいたら、またストーブの季節になるのでしょうか。
コスモス林。
今年もコスモスが庭中にぐんぐん伸びています。
やっぱり秋色が濃厚です。
クロッカスみたいな、
きっぱりとしたサフランの花も咲いています。