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2014年7月21日

カボチャの交配

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先日来、気にかけていたカボチャの雌花が少しずつ大きくなって、
今朝ようやく花が咲いていました。
さいわい雄花も咲いていたので、お待ちかねの人工まぐわい。

何でだろうな。
自然に自家受粉してくれないんですよね。
その手の虫がいなくなったのか、天候との兼ね合いか、
よくわからないけれど、自分でできない。

だから、お見合いババアみたいに、
雄花は咲いたか、雌花はまだかいな、みたいに毎日気を使ってあげて、
手取り足取り、お手伝いをしてあげないといけない。

まぁ、それで実りがあるのなら、
お見合いババア冥利につきるというものですけどね。
早く自立してもらいたいものです。

2014年7月20日

梅の天日干し

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太陽の照り具合がどうも今までと違う。
こりゃ、そろそろ梅雨が開けたかな、と思っていたら、
気象庁の梅雨明け宣言。
別に宣言してもらわんでも、勝手に梅雨は明ける。

何だか塩漬け梅の様子が気になって、
カメの蓋を開けてみたら表面にうっすらとカビ。
うーん、どういう関係でカビが生えたり生えなかったりするのか、
よくわからないけれど、
別にカビが生えたからってどうっていうことはないのだけれど。

もう、土用を待たずに天日干しすることにしました。
ついでにカメも瓶も梅酢が入ったまま天日干し。


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こちらは、またも発見!
ゴーヤベイビー。
今度は大きく育ってくれるといいな。

2014年7月19日

畑の様子

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ささげの花が咲き始めました。
毎年ながら、この消え入りそうな淡い薄紫に心をひかれます。


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一日花で、夕方には閉じて、あくる日には落ちてしまいますが、
かたつむりの角のような、ささげ豆の赤ちゃんがもう出てきます。

ささげ豆は、この季節のウチの常食野菜なので、あちらこちらに植えています。
だから、いったん花が咲き始めると、もうあちらこちらで、毎日毎日、豆、豆、豆。
今日は今年初めての収穫でした。


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ゴーヤと混植しています。
そういえば、ゴーヤは花が咲くのだけれど、なかなか実ができないのです。
雄花ばかり多くて。

でも、先日発見したんです。


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ほら、ゴーヤの赤ちゃん。
「やったー!」と思ったのですが、
雨のせいか、風のせいか、それともゴーヤなりの何らかの事情があったのか。
翌日には消えていました。
残念。
でも、そのうち何とか実をつけてくれると思います。


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こちらはミディトマト。
脇芽がいっぱい出てくるので、取っては移植、取っては移植。
昨年のこぼれ種からの自生えもあるので、
結構あちらこちらにトマトが育っています。

葉物野菜は、
いつも花が咲いて種になるまで放置しておくので、
そのこぼれ種から、小松菜やのらぼう菜の芽がたくさん出てきます。
自然まかせで、循環、循環。
いい感じです。


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果樹もいろいろ育っています。
いちじくも、去年は1個だけだったのが、
今年は7、8個はついているようです。

やっぱり、苗木も4、5年経つと実りがあるし、
畑も5年以上続けると、
たとえ砂地でもね、山あり谷ありで、次第にいい感じになってくるようです。
自然農の土とのつきあいというのは、
そういう時間単位での相互作用なのですね。

2014年7月 8日

モンサントのたくらみ

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おお、ついに出てきた「モンサントの米」。
しかし、いきなり遺伝子組み換えではなく、交配種米なのだそうです。
モチモチした食感と、冷めても美味しい良食味の品種とのうたい文句。

でも、最後に書かれている注意書きがやっぱり怖い。
「自家増殖は絶対行わないでください」
「違反した場合には、損害賠償が発生します」

もちろん、ただの脅しなんかじゃありません。
アメリカでは、隣の畑から飛んできた花粉を受粉しただけで、
訴えられたケースが何百件とあるそうです。


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何じゃ、そりゃ。
という感覚でただ驚いているうちはいいのだけれど、
種子と農薬で世界の農業を独占しようとするモンサントのたくらみは、
平和ボケした日本の農業に着実に食い込んできているようです。


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モンサントが言うには、
「日本の稲作の生き残りのためには機械化やコスト削減が不可避であり、
そのためには直播をすすめていくしかない」
とあります。

笑っちゃいます。
「なぜ、直播なの?」というところがミソですね。

大型トラクターでガーッとやって、種籾をドバーッと蒔いて、農薬をヘリで一斉散布。
そんな、アメリカ的大面積栽培のイメージです。
日本みたいに、荒起しをして、
田に水を入れて、代を掻いて、苗を育てて、植えて、チマチマ水の管理をして。
そんな面倒なこと、彼らはやらねーです。

「乾田直播」だと畑と同じなので、いくら種籾を蒔いたところで、
そのままじゃ他の草が生い茂って稲が育ちません。
自然農だと「草取りが命」なわけですが、
大規模栽培はもちろん「草取り」なんかしないわけですから、
つまり、強力な農薬が直播には必須条件なわけです。

そこでモンサントの超強力除草剤!

水田だと農薬が水に流れてよく効かないという事情もあるようですね。

最初に遺伝子組み換えじゃない製品を出す、というのもうまいやり方です。
安全ですからとりあえず使ってみてください、という入り口戦略なのでしょう。
いずれにしても、直播に農薬は不可欠なわけですから、商売にはなる。

それに、この「とねのめぐみ」は、
平成18年に茨城県で産地品種銘柄米に認定されて以降、
平成23年千葉県産地品種銘柄米に認定、平成24年埼玉県産地品種銘柄米に認定、
平成25年群馬県、栃木県産地品種銘柄米に認定と、
震災以降の被爆地の米どころで立て続けに認定米となっています。

何だか怪しい匂いを感じずにはいられないですね。
TPP交渉のぐだぐだを待ってられずに、水面下ではもう始まっているようです。

そりゃ、交配種と農薬の組み合わせより、
遺伝子組み換え種子とそれ以外の草を全滅させる農薬の方が
さしあたり効き目はあるわけだから、
いったん根付いた交配種が、遺伝子組換え種子に変わるのは時間の問題でしょう。

やがて、モンサント支配から逃れられなくなる日本の農業。
あな恐ろしや。

面倒くさいだの、腰が痛いだの言ってちゃいけません。
あなたの日々の草取りが地球を救う!

2014年7月 6日

森の精

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種子島の森で出会った精霊。