ゆく年くる年
外は雪が降っています。
そら豆も来たるべき春を待ち、雪に埋もれそうになりながらも、
どうにかこの長い冬をやり過ごしていくのでしょう。
もう芽が出ないかと思っていたエンドウも、
この寒空の下、ところどころ小さな葉を広げています。
狂い咲きするボケやサクラ。
環境汚染や天変地異に揉まれながらも、
時と思えば芽を出し、花を咲かせる草木の休みない営みが、
とても愛おしく、尊いもののように思えます。
何に怒り、何を哀しみ
時に誰かを愛しく思ったり、誰かを傷つけたり、
そうしてたくさんの事を忘れ、
わずかのちっぽけな事を深く記憶に留めてきたのでした。
夢も現も気の迷い。
時が経てば、
それらはみんな、ただ年を重ねてきただけのようです。
わがままでした。
これからも、わがままに年を重ねていきます。
やりたいことはたくさんあるけれど、
これからは、できることとできないことが出てくるのでしょう。
終わりに向かって歩きます。
それでも、できるかぎり自然の理に沿いながら、
人にはやさしく、そしてみんなで楽しく、
できることを、きちんと手をかけながら、ひとつひとつ。
これからはもう、そういう暮らしにしていきたいと考えています。
そうそう、新年の営業は10日(金)からの予定です。
どうぞよろしくね。