太郎、次郎、大豆の収穫。
太郎のキヌムスメの稲刈りが、今日でようやく終わった。
今ごろ稲刈りをしているのは、この辺りじゃウチぐらいなものだから、
その情報がスズメたちの口から口へと行き渡ったのか、
まだ稲が残る畝に近づくと、そこから4,50羽のスズメがドォーッと飛び立つ。
刈り終わるのが早いか、スズメに食べられるのが早いか。
スズメが食べるぐらい許してあげろよと思うのだが、
あれだけの数がドォーッと飛び立って、
それで安心して、稲刈りの続きをしている間に、
スズメは空を大きく一周しただけで、また畝に戻って続きを食べている、
そんな様子だから、静かに稲刈りをしてはいても心中穏やかではない。
で、ザックリ、ザックリと穂を刈っていると、
こんな風に地面に稲の茎や葉が散乱しているのに気づきます。
それに、中の入っていない穂や、殻がたくさん落ちています。
明らかに何かに食べられている様子です。
イノシシじゃないし、何だろうかとずっと思っていたのですが、
どうもこれがスズメの仕業じゃないかということです。
ウチの稲はあんまり倒れないから、
スズメだって立ってる穂に掴まっては食べにくいと思うのです。
それで、要領としては、
まず一匹のスズメが1本の穂だけに体重をかけて穂を地面に伏せます。
その曲がった茎のところにもう一匹のスズメが止まり、茎をつついて切断します。
後は地面でゆっくりと、みんなで食べ放題。
そんなところだろうと言っていたのですが、
今日、その証拠を見つけました。
ほら、茎のところがきれいに切断されている。
スズメだからといって、なかなか馬鹿にはできません。
こちらは次郎。
先月の16日から刈り始めて、早いのはもう二十日が経ちます。
もうそろそろいいかなぁと思っているのですが、
先週は結構雨の日が続いたので、なかなか微妙なところです。
次郎には、あとミドリ米と黒米が残っています。
キヌムスメを全部刈り終えて、
これでやっとスズメから解放された思ったのも束の間。
振り向くと、ミドリ米からドォーッとスズメが飛び立ちます。
何のことはない。
スズメたちは太郎から次郎に標的を移しただけでした。
やれやれ。
そんなことだから、
引き続き、ミドリ米と黒米の稲刈りにかかろうかと思ったのですが、
如何せん、もう、なだら(稲架掛け)の穂木がないのです。
週間天気はといえば、
どうも日曜日あたりからまた雨になりそうです。
だからそれまでに、コシヒカリとモチ米の脱穀だけはやってしまおうかと思っています。
そうすれば、干す場所も確保できるしね。
そんなこんなで、
今日は、太郎を済ませた後に、次郎、三郎の見回りをしていたら、
三郎の大豆がもうほとんど葉を落として茶色くなっていたので、
収穫することにしました。
ひと畝と少しだけだったのですが、刈ってみると結構な量です。
豆だとどれくらいになるかなぁ。
ちょっと本気で植えると、自前の味噌の原料ぐらいできるかもしれない、
と、淡い希望をいだきました。
でも、ちょうど田植えの時期と重なるから、
たくさんの畝に大豆を播種するのは、実際のところちょっと厳しい。
でも畝一面に大豆を植えたら、
その落ち葉も畝一面に落葉していて、
これがとってもいい感じです。