楽しい稲刈り
16日から稲刈りをやっています。
腰砕けのコシヒカリと、早稲のモチ米を早く刈ってしまいたかった。
刈ってスペースを空けながら、なだら(稲架)を組みながら、延長しながらの稲刈りです。
しかし、稲刈りは本当に楽しいなぁ。
真夏の炎天下の草取りの日々なんか、もう記憶の彼方に去ってしまってるから、
後は何も考えず、黄金色の実りをザクッと刈って干すだけです。
秋の穏やかな日和の下で、
啄木鳥のこんこんのリズムを聞きながら、
熟した稲を刈っては束ね、
四五本の藁できつくしばって、
積み重なる稲穂を抱える時の心地よい重さ。
何という至福の時間。
早く刈ってしまわなくちゃと思いながら、
やがて全部刈り終わる時が来るのがちょっと惜しい。
1年中が稲刈りでも私はいいですよ。
もう、水は完全に落としちゃってるのですが、
ここに来て雨が多いので、畝はやや湿った感じです。
濡れるからと、横着して中腰でやってると、
うっかり膝を痛めてしまうから要注意です。
順番としては、
まず、次郎のコシヒカリと早稲のモチ米を刈ってしまって、
それから太郎に上がってキヌムスメ。
そうこうするうちに晩稲のミドリも登熟してくるので、
最後にそのミドリ米と黒米を刈って終了ですね。
ミドリが干し終わる頃には、
最初のコシヒカリがもう乾いちゃってるかもしれないですね。
あまり雨が降らないことを祈ります。
そうそう、今年は米の裏作に麦を蒔くつもりです。
なので、太郎に上がる前に、刈った次郎にさっと麦を播いておこうか。
強力小麦とライ麦。
稲の切り株のラインでざっくりと条播きにすればいいでしょう。
麦の連作が限界にきた三郎は、
今年は蕎麦を刈った後に、
冬の間、灌水しておこうと思っています。
しかし、来週はちょっと天気悪そう。
ぐだぐだに汚れちまった地球の自浄作用だとは思うけれど。
どうも大雨や台風が多いようです。
私はただ、心穏やかに稲刈りをしていたいだけなのだ。