かっちょええぞ、ミドリ。
晩稲のミドリ米の立ち姿が、
もう惚れぼれするぐらい素敵なのです。
最初は小さな草むらみたいなまま、なかなか穂も出ず、
何だこりゃと思っていたのですが、
根を張るのと株を太らせるのにたっぷりと時間をかけていたんですね。
ある時期からすくすくと伸び始め、
やがて天を突くかのように黒い穂を出してきました。
いや、かっこいいなぁ。
来年からもう、これだけ植えようかと思うほどかっこいい。
しかし、いかんせん糯(もち)米ですからね。
やっぱり主食のウルチもなくちゃ困る。
これは年末のもちつきが本当に楽しみです。
しかし、うっかり全部食べちゃいかん。
来年の種籾も置いときゃなきゃ、ですね。
こちらは隣の黒米。
黒米もいいのだけれど、
この種は背が低くて分けつも少ないので、
ミドリと並ぶとだいぶ貧弱に見えます。
そうか。
これなら、もう少し株間を詰めて植えた方がいいかもしれないですね。
うん、来年はそうしよう。
こちらがキヌムスメ。
今頃になって気づいたのだけれど、
南側の方が太陽がよく当たるのか、熟れ具合が少し早いようです。
いつも畦の北側からしか見ていなかったので、もう少しかなと思っていたのに、
南側から見ると、もう刈ってもいいぐらい。
それよりも腰砕けが気になるコシヒカリ。
これを先に刈ってしまいたいのです。
でも、同じ圃場には晩稲のミドリがいるから、水を抜いてしまうこともできない。
水が抜けないと畝も柔らかいから、稲木がしっかり立てられない。
刈るのもやりにくいし、刈っても持ち出さなきゃいけないんですね。
三郎の空いている畝に稲木を立てようかとも思ったのですが、
アチコチにならだが散らばるのも効率が悪いし、何だかねぇ。
で、いろいろ考えたあげく、
太郎のキヌムスメの熟れている南側をちょっと刈って、
ここに稲木を立て、
刈ったコシヒカリと早稲モチはこっちで干そうと考えました。
それがいいでしょ。
そう決めて、今日太郎の水を落としてきました。
・・・と書いてたら、雨が降ってきた。
台風の影響でしょうか。
来週は晴れてくれればいいなぁ。
ということで、次の火曜日あたりからぼちぼち稲刈りを始めようと思っています。
天気が良ければです。
まぁ、手刈りですから、
しばらくは楽しい稲刈りの日々が続きます。