種籾が来たよ
今日から三月。
朝から嵐のように風が吹いて春の雨が降っているけれど、もうどこかあったかい三月。
春の知らせのように、種籾が届きました。
黒米は一昨年、調子に乗って全量籾摺りをしちゃったから、
種籾が残らなかったんですね。
これまで、古代米は赤米と黒米をやっていました。
赤は結構強くてよく実るんだけど、黒は背丈も低く収量が少ない。
それでも、黒の方が炊くときれいな色が出るし、おいしい。
だから、もう一度黒米をやってみることにしました。
黒米(おくのむらさき)は、早生の晩、稈長は短、脱粒性は難。
これまでは直播きでやっていましたが、今年はポッド苗で初挑戦です。
こちらは緑米。
赤の代わりにちょっとやってみようかと思って購入しました。
緑米(みどり糯)は、晩生の早、稈長はやや長、脱粒性は難。
脱粒性が難といっても、黒米の時もさほどたいへんじゃなかったので、
ウチの籾摺り脱穀機で大丈夫でしょう。
緑のもち米で、籾色は黒く、早刈りすると緑の玄米になるそうです。
確かに籾は泥をかぶったように黒い。
緑はおもしろいけど、早刈りしてまで食べるかなぁ。
それに精米すると白くなるわけだから、玄米のままで、混ぜて食べるとか。
でも普通のもち米より、粘りが強くて甘いということなので、いいかもしれません。
そういえば、最初の年に作った陸稲のもち米も結構おいしかった気がします。
普通米は、ウチの「キヌムスメj」があるし、普通のもち米の種も確保しています。
今年は、4月早々から播種を始めようかと思っています。
それでどうしようかな思っているのが育苗箱で、
昨年は余裕を持った方がいいだろうと200穴のを使ったのですが、
みなさんよく使われているみのる式は、サイズもひと回り大きくて448穴。
倍以上ですね。もちろん穴数が多い方が手間も楽だし、たぶん覆土も少なくて済む。
こういう農業廃棄物になるようなプラスチック製品とか、市販の土なんか、
できればあんまり使いたくないですけどね。まぁ代替できるものがないから仕方がない。
288穴かその上もあったかもしれない。ジュンテンドーで今なら一枚95円。
畑苗代にするのも、成苗を掻き取るのが難しく、畝が荒れてしまうから結構面倒だった。
それに、ポッド育苗なら田植えにかける時間にも幅が取れるしね。
そんなことで、今年はちょっと育苗箱の穴を増やしてみようかと思っています。