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2013年2月28日

ケヤキの香り

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以前から声がけをいただいていたところから、木を全部集めて来た。
もう、だいぶ野ざらしで乾いているので、
後はストーブサイズに切ったり割ったりするだけですぐに使えます。

これだけあれば、後ひと月ちょいぐらいだから、今年はこれで間に合いそうだ。
それに何だか例年よりあったかいみたいだしね。安泰、安泰!

 
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これはケヤキ。
結構太いのをもらって、これを割るのがたいへんだった。
繊維質が密にからまっててね。
幹が分かれたり、節があったりしたら、もう斧じゃ割れてくれない。
クサビを打ち込んでも、なかなかスパっと諦めてくれない。
何日もかかって退治したけどね。

それでも、燃やすと、これがいい香りがするのです。
何だか甘い、お香のような、お菓子のような。
とってもいい感じです。

2013年2月 9日

ウラ庭の雪が溶ける前に

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山陰の冬は寒くて暗い。
夜、人が寝静まる頃になると、ビュービュー、ゴーゴーと突風が吹き荒れる。
とんでもない風速で、この狭い路地を駆け抜けるのだ。

そのたびに板戸がギシギシ鳴って、
どこかで何かがバタンバタンとのたうち回る。
よく家が壊れないものだといつもおののきながら、布団をかぶってやり過ごす。

 
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ザザザーと、木の枝が動く音がして、
時折、ドサッ、どすんと屋根から落ちる音。
雪とかみぞれがたいそう降っているんだろう。
明日の朝起きると、ウラ庭はきっと真っ白だ。

そう思って、朝起きるなりウラ庭に出てみると、
いつもたいしたことはない。
海端だから、雪は降ってもさして積もることはないんだ。

 
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「ソース」っていう本を読んでいたら、
「やる気なんて出さなくていいんだ」って書いてあった。
自分が本当に好きなことなら、やる気なんて出さなくても、喜んでやるでしょ。
やる気を出さなくちゃ出来ないようなことなら、やらなくていいんだよ。

なるほどね。

やりたくないけど、やらなくちゃいけないって考えてしまう呪縛から、
自分を解き放ってやる勇気があればいいだけのこと。

「そうは言っても・・・」って、言いたい自分が一番悪い。
そうは言っても、何だよ。
金か、生活か、それとも他人にどう思われるか、そんなことが気になるのか。

どうでもいいじゃん。
そんなこと本当にどうでもいいんだってことに、早く気づかなきゃ。

ウラ庭の雪が溶ける前にね。