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2012年10月28日

燻製器を作ってみた。

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一斗缶が4個手に入ったので、ロケスト改に続き、
燻製器も作ろうと思って、以前から手順書を書いていたのでした。
構想2ヶ月ぐらいかな。

設計図を書いて、いろいろと頭で手順を練っている時間が楽しいです。
作っちゃうとそれで終わってしまうから、
なるべくだらだらと時間をかけたりしてね。

晴れた日は田圃や畑が忙しいので、
雨が降ったら、製作に着手しようと心待ちにしていたのでした。

 
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まずは、不要になったロケスト一号機から、パーツの切り出し。
食材をのせる網の棚受けです。
直角に曲げて、リベットどめ。
一斗缶の下段に設置。

 
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こんな感じですね。
食材の油なんかがチップに垂れるのじゃないかと、
最初は受け流す板を取り付けようとパーツを切り出していたのですが、
作っているうちに、まぁ、落ちたら落ちたのことでと思い、
火元に近い温燻用の棚にすることにしました。

 
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次は、チップ投入用の窓です。
扉に取っ手をつけて、横開きにします。
ここでもハンドリベッターがたいへん重宝しています。
しかし、持ち手を開くと結構大きくて、ちょっと片手じゃ握れないんですよね。
あたしゃそんなに手が小さい訳でもないんですが、
これ、みんな結構苦労しているんじゃないかと思います。

 
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取り付け後のチップ投入口。
煙が漏れ出さないように、窓の上下の扉受けを結構工夫しました。
良い感じです。

 
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そして上下の一斗缶連結。
接合部の切り出しとリベットどめは、先日ロケスト改でやったところなので、
もう慣れたもんです。

 
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上段の棚受け。
こちらは火元から遠いので、冷燻用に二段。
一斗缶と棚受けのリベット穴がずれないように、
番号をつけてちゃんと手順通りにやっています。

 
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上から覗くとこんな感じ。
これも、最初はブロック肉なんかを吊るす鉄棒を、上部に通そうかと思っていたのですが、
取り外したり、つけたりするのもなんだか面倒だし、穴も開くし、
たぶん、それよりは網のほうが重宝するだろうと思い、二段の網用に変更。

 
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そして、これが最上部のフタです。
食材は、下の段から網を敷き、置いていき、最後にふたをします。
ここから煙が漏れたんじゃ台無しだと思って、
一斗缶の口にあわせて、グラインダーで丁寧に切り込みを入れています。
これでバッチリでしょ。

下の写真、マジックで四角く書いてあるのは、
最初、ここに食材投入用の扉を取り付けるつもりでいたのです。
でも、わざわざ煙が漏れるような窓を作らなくても、
上から食材を入れれば済むじゃないかと思い、設計を変更。
できるだけシンプルがいいよね。

 
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よし、完成!

 
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と思ったら、
下に空気穴を開けるのを忘れていました。
チップがよくくすぶるように、空気穴を開けておきます。
燃えが悪ければ、チップ投入口を少し開けたりして調整すればさらによし。

 
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火種は七輪がいいのかもしれません。
ロケスト改の上に乗せると、超高層ビルになってしまう。

もともと食用油の一斗缶だったので、ちょっとベタベタ。
いったん中を燃やしてきってから本番に使います。

さて、何を燻製にしてやろうか。

そういえば、牛タンが冷凍庫で眠っていました。
桜のチップもある。
だいぶ前に燻製にしようと思ってしまっておいたのですが、
それから考えると、この燻製器は構想2年ぐらいになるのかもしれません。
充分、段取りが楽しめました。

うーん、しかしその牛タンは大丈夫か(笑)。