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2012年4月28日

ロケットストーブ

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ロケットストーブというものを作ってみたわけです。

別にロケットを打ち上げるためのものじゃないですが、
何となく、下の焚き口から点火するあたりがロケット風なのでしょう。

材料は、一斗缶と煙突(真っ直ぐなのと曲がったの)だけ。
一斗缶はもらいもの。煙突はウチの古くなった煙突の再利用。

最初は、焚き口に通す穴をあけます。

 
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それから、フタを切り離します。

 
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次に、必要なサイズに煙突を切ります。
「金切りバサミ」というやつが大活躍なのですが、
これがなかなか、馬鹿とハサミは使いよう、とはよく言ったもので、
金切りバサミは、特にウマイヘタが歴然と結果にあらわれるのです。

だって、普段あまり使わないからね。

 
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結構、集中して切っても、こんな具合です。 
しかし、このままじゃちょっと職人気質が許さないので、
端の方を2mmほどペンチで折り込んだりして・・・。

 
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こんなところで時間を使うんですよ。

 
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嵌めてみました。
これで、ほぼ出来上がったようなもんですが・・・。

 
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そうそう、これが重要です。
「コテ!」
いや、コテはまぁ、直接何の関係もないのですが、
これがちょうどいいなと思ったわけです。

ロケットストーブというのは、
煙突の下部3分の1ぐらいを仕切って、
焚き口に、空気の取り入れ口を作らなくちゃいけません。
これが一番大事なポイント。

薄い鉄板か何かでいいのですが、
ウチはこれ、コテで代用したわけです。

 
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こんな感じね。

最初、こんなふうに石ころで支えてたのですが、
いや待てよ、これじゃ空気が通らないじゃないかと気づき、
もうひとつコテを使って、空気道を確保しました。

 
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あとは、缶のすき間に砂を入れて煙突を固定するだけ。
さっそく、大津辺の浜に砂を取りに行きました。

 
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これで完成です。

 
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ちょっとした煮炊きならこれで充分いけそうですね。

冬の間はストーブの上で湯を沸かしたりできるのですが、
夏はさすがに暑いので、部屋でストーブを焚くわけにもいかない。
でも、これからは屋外でこのロケットストーブが重宝しそうです。

問題は、ロケットストーブ用の薪を準備しなくちゃいけないこと。
確かに量はさほど要らないのかもしれないですが、
ロケットストーブ用の、短くて細い木や枝を算段しなくちゃいけません。

瓦式ストーブの方がいいよという意見もありますが、
さしあたり、材料の揃った一斗缶式で作ってみました。
網戸越しに、木がパチパチと燃える音が聞こえてくるのが、何だか新鮮でした。

結構、簡単に作れたのに気をよくし、
次は、一斗缶を使った燻製器に挑戦しようと思っています。

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