ロケットストーブ
ロケットストーブというものを作ってみたわけです。
別にロケットを打ち上げるためのものじゃないですが、
何となく、下の焚き口から点火するあたりがロケット風なのでしょう。
材料は、一斗缶と煙突(真っ直ぐなのと曲がったの)だけ。
一斗缶はもらいもの。煙突はウチの古くなった煙突の再利用。
最初は、焚き口に通す穴をあけます。
それから、フタを切り離します。
次に、必要なサイズに煙突を切ります。
「金切りバサミ」というやつが大活躍なのですが、
これがなかなか、馬鹿とハサミは使いよう、とはよく言ったもので、
金切りバサミは、特にウマイヘタが歴然と結果にあらわれるのです。
だって、普段あまり使わないからね。
結構、集中して切っても、こんな具合です。
しかし、このままじゃちょっと職人気質が許さないので、
端の方を2mmほどペンチで折り込んだりして・・・。
こんなところで時間を使うんですよ。
嵌めてみました。
これで、ほぼ出来上がったようなもんですが・・・。
そうそう、これが重要です。
「コテ!」
いや、コテはまぁ、直接何の関係もないのですが、
これがちょうどいいなと思ったわけです。
ロケットストーブというのは、
煙突の下部3分の1ぐらいを仕切って、
焚き口に、空気の取り入れ口を作らなくちゃいけません。
これが一番大事なポイント。
薄い鉄板か何かでいいのですが、
ウチはこれ、コテで代用したわけです。
こんな感じね。
最初、こんなふうに石ころで支えてたのですが、
いや待てよ、これじゃ空気が通らないじゃないかと気づき、
もうひとつコテを使って、空気道を確保しました。
あとは、缶のすき間に砂を入れて煙突を固定するだけ。
さっそく、大津辺の浜に砂を取りに行きました。
これで完成です。
ちょっとした煮炊きならこれで充分いけそうですね。
冬の間はストーブの上で湯を沸かしたりできるのですが、
夏はさすがに暑いので、部屋でストーブを焚くわけにもいかない。
でも、これからは屋外でこのロケットストーブが重宝しそうです。
問題は、ロケットストーブ用の薪を準備しなくちゃいけないこと。
確かに量はさほど要らないのかもしれないですが、
ロケットストーブ用の、短くて細い木や枝を算段しなくちゃいけません。
瓦式ストーブの方がいいよという意見もありますが、
さしあたり、材料の揃った一斗缶式で作ってみました。
網戸越しに、木がパチパチと燃える音が聞こえてくるのが、何だか新鮮でした。
結構、簡単に作れたのに気をよくし、
次は、一斗缶を使った燻製器に挑戦しようと思っています。