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2012年2月28日

マッキー

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杉の丸太をたくさんいただいたので、運んでは薪割りをする日々です。
あらかじめ玉切りにしてもらってあるので、後は割るだけなのですが、
太い丸太なので、玉でもとても重い。

杉だから、結構パシッと割れてくれますが、
ちょっと節があるのは、節がないのの十倍ぐらい手間がかかる。

今頃の杉って、ちょうど花粉を飛ばす時期だから、
水をいっぱい吸い上げてて、重いはずです。
斧が刺さると、シュパッと木汁が飛び散る。

それでも、頑張ってだいぶ薪にしました。
生木だから、しばらく乾かさないと、燃えつきが悪い。
来シーズンにはよく燃える薪になっているのでしょうが、
いかんせん、今使う薪が足りない。
それなので、乾く端から燃やしていくことになりそうです。

 
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まだ朝晩は寒いから、もうしばらくはストーブ頼みです。
そう思っていたら、また薪が来た。
山から切り出した雑木を、わざわざ軽トラで持ってきてくれたのです。
本当にありがたいことです。

さっそく、ストーブに入る長さに刻みました。
生木でも、枝は結構燃えてくれるので、助かります。

これで今年の冬は、間に合うかな。

 
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雪と雨の日の合間をぬって、
田圃では、埋まってきた溝の掘り直しをやっています。
本当は昨年の内にやっておきたかったのだけれど、
冬の野良仕事は天候によるので、なかなかはかどりません。

あたりは、もうすっかり春のきざしです。

 
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ほほぉ、かえるの卵。
毎日、育っていく様子が楽しみですね。

2012年2月19日

かたゆきかんこ

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雪がすっかり凍って大理石よりも堅くなり、
空も冷たい滑らかな青い石の板で出来ているらしいのです。

「堅雪かんこ、しみ雪しんこ。」

お日様がまっ白に燃えて百合の匂いを撒きちらし又雪をぎらぎら照らしました。
木なんかみんなザラメを掛けたように霜でぴかぴかしています。

「堅雪かんこ、凍み雪しんこ。」

四郎とかん子とは小さな雪沓をはいてキックキックキック、野原に出ました。

 
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宮沢賢治の「雪渡り」。
かたゆきかんこ、しみゆきしんこ。
新雪を踏みしめる時の、キュッツ、キュッツが、
どこかこそばゆくて、いいですね。


太郎をねむらせ、太郎の屋根に雪ふりつむ。
二郎をねむらせ、二郎の屋根に雪ふりつむ。

三好達治の「雪」。

しんしんと雪が降ると、いつもそれとこれが口から出てきます。

雪国じゃないからね。
たまの雪をそんな風に楽しむことができます。

 

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土間の壁際の柱が反って割れてきていたのでした。
これ以上、割れが広がってもいけないからと、
ちょっと補修しておこうと思ったのです。

そして、元大工の友人に頼んで切開してもらったところ、
なんと、こんな在り様でした。

シロアリに喰われて、もう乾いたスポンジのような状態。
それが横木とも、髄までボロボロになっているのでした。
古民家はこれだから恐ろしい。

幸いにも荷重は他の柱に分散されているようなので、
これ一本ぐらいさほど影響はないようです。
今のところ。

だから見なかったことにして、体裁よく埋めることにしました。
くわばら、くわばら。


2012年2月 3日

雪景色

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毎年、節分の頃は大雪になるのかもしれません。
ここらあたりじゃ、これで結構大雪です。
いつものみぞれっぽいドシャドシャしたヤツじゃなくて、
乾燥した粉雪がずっと舞っていました。

 
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これは積もりそうだな、っていう感じの雪です。

 
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おかげで3日間は閉じこもりです。

 
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薪を切っておいてよかった。
しんしんと冷える中、ガンガンと薪を燃やせます。
ほとんど生木に近いのですが、火力を上げるとよく燃えてくれるので、
とても助かっています。

 

 
この松の葉についた雪がきれいですね。
クリックすると大きな画像が見られます。

2012年2月 1日

薪リッチ

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こんなふうに木の年輪が顔みたいにたくさんあるのがいいね。
すごくリッチな気がする。

先日、軽トラで知り合いの山に行って、道沿いの木をたくさん切らせてもらいました。
もうストーブにくべる薪が底をつきかけていたのです。

だって、ニュースではこれからまだ寒波がすごいみたいだし。
もしも薪がなくなったら、
マッチ売りの少女みたいに、マッチをともして暖を取らなくちゃいけなくなるかなぁ、
とか。

 
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まぁ、そうなる前に誰かの暖かい手が差し伸べられるだろうとは思うけれど。

 
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チェーンソーの目立てをして、準備万端で山に向かったのです。
よく切れるチェーンソーは、本当に気持ちよく木が切れます。

山仕事もいいもんだなぁと思ったりします、炭焼きとかね。
しかし、これが仕事だとやっぱりきついからね。
細い雑木ばかり切ってる場合じゃないし。

 
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そんなこんなで、晴れた日には田圃に出ています。
繁茂する草で溝まで埋まっちゃっているので、また下から溝掘りをやっているのです。

三郎の麦の芽もだいぶ伸びてきました。

昨日おとといなんかは、青空とポカポカ陽気で、
野良仕事をしながら、春も近いのかと思ったものですが、
なんのなんの、今日は一転、ゴーゴーと寒風吹きすさぶ日。

まぁ、ぼちぼちですね。