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2011年9月 3日

こどものくに

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このあたりはあまり台風も来ないのだけれど、
今回は台風12号が、日本縦断で島根に直進してきているらしい。
しかし、台風の目の通り道なのか、昨日からさほど風もなく、雨も降らない。

それはそれでいいのだけれど、
福島の大震災のあった当日に、保安院は炉心溶融を予測したレポートを
官邸に送信していたにもかかわらず、まるで活用されなかった、とか、
放射能の拡散予測も当初から出ていたのに、
政府が公表もせず、避難指示も出さなかった、とか。

約半年も過ぎて、ぽろぽろと本当の事が漏れてきているようです。
でも、まだ終わったわけじゃないんですよね。
今も放射能は漏れ続けているし、
除染されないままの被曝地帯で、多くの人たちが日常生活を送っている。

避難すべき子どもたちが、避難しないままに普通の生活を続けている。
人の生命にかかわることは、将来に影響を及ぼすことは、
いろいろな人の都合や、しがらみや、お金の問題とかがあったとしても、
何よりも優先して取り組まないといけないことでしょ。

それは国の責任といえばいいのか、
それでも逃げ出さない人たちの自己責任というべきなのか。

何か明確なポリシーがあって、今の状態ならまだ救われるのかもしれないですが、
本当の事をがばれるのが恐いから、仲間はずれにされたくないから、
誰も責任を取らない、平気でウソをつく。
何だか、まるで「こどものくに」みたいな有り様じゃないですか。

こんな日本は、世界からどんな風に見られているのでしょう。
youtubeに、ドイツのニュースがアップされていました。


 


 
「日本政府の無責任ぶりは犯罪的だと思う」
「子供に平気で高い被曝をさせている」
「都合がいいというだけで短期間でこれほど基準を変えてしまうとは」
「この判断は間違いなく多くの子供を死に至らせるだろう」

「文明国のやることとは思えない」

権力を握る電力会社、政治家、官僚が原発のあらゆるスキャンダルを
隠蔽し、大したことがないように見せてきた。
何兆円ものビジネスを守るために、今回も同じ手段を使おうとしている。


 
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「バカじゃない」って、こどもでもわかるよね。

いくら仕事があっても、お金が大事でも、だめなものはだめ。
そんなこともわからないくらい、ボケちゃったんだ。
「こどものくに」のボケ老人、いやアルツハイマー症候群。

つまらないママゴトは、もうやめようよ。