« 2011年4月 | メイン | 2011年6月 »

2011年5月29日

梅雨入り

110529_unohana.jpg

 
これは卯の花。
卯というと旧暦の4月。その頃に咲くんでしょうね。
きれいだけれど、家の中じゃちょっと匂いがきつい気もする。

島根も梅雨入りなのだそうです。
なんで?
だって、この間までまだ寒かったじゃない。ストーブ焚いてたよ。
梅雨入り前に味噌の天地返しをしようかとも思っていたのだけれど、もう後あと。
まだ、種籾だって蒔き終わっちゃいないんだ。

 
110529_tsuta.jpg

 
そういえば、去年もたしかカッパを着ながら、濡れた手で種籾蒔いてたよな。
やっぱり、5月連休までにやっとかなくちゃいけないのかなぁ。
でも、この間までまだ寒かったじゃない。ストーブ焚いてたよ。何回も言うけど。
毎年、状況は違うからね。
しかし、冬の間になまけていたのは確かですから。
それは反省しなくちゃいけません。

 
110529_ohmugi.jpg


 
これは「弥富モチ」という、モチ性大麦です。
裸麦の玄麦がないかなぁ、と探していたら「のうけん」で見つけたので入手しました。
穂がちょっと紫色をしているのがおもしろい。

これはたぶん裸麦系なので、脱穀はしやすいと思うのだけれど。
ご飯に入れて炊くと、プチプチして、きっとおいしいですよ。
味噌にしてもいいみたい。

今年はどうも鳥にたくさんついばまれたようで、まばらにしか穂が出ていませんが。
これを種に取っておいて、増やしていきたいと思っています。
3反できるだけお米を作ろうと考えていたのですが、
やっぱり三郎(一番下の田)は、来年から陸稲と麦畑にしようかな。


しかし、雨が降ります。
台風だと。
こんな日は、朝から浅川マキをかけて憂鬱なブルースに浸っていたい。
今日だけね。

でも、このまま黙って、許してちゃいけません。

この国はまったく、どうしようもないところまで来てしまいました。
政府のミニチュアが、市町村のこんなド田舎にまで及んでいる。
ぼけっとしてる間に、こんな国にしてしまった自分たちのていたらくです。

2011年5月15日

農繁期に入りました。

110515_nohanki.jpg

 
5月も中旬になっちゃったんで、さすがにお米づくりにかからないとね。
だから、ウチは明日から農繁期に入ります。
農繁期の間のカフェの営業は、「土日のみ」とさせていただきます。
朝市は、通常どおり第2・第4日曜日にやります。

ということで、どうぞよろしくね。

 
110515_asagao.jpg


 
今日見たら、もう朝顔の双葉が出てました。
ささげやきゅうりも芽を出してたからね。
こりゃ、緑のカーテンの準備をしとかなきゃと思ってね。


 
110515_green.jpg

 
とりあえず、足もとの杭をうっておきました。
もう少し芽が出揃ったら、屋根のところまで網を張ろうと思います。

しかし、風がきついからなぁ。
大風の日なんかは、気をつけないと杭ごと吹き飛ばされかねない。
うーん、それはまたちょっと対策を考えないとね。

とにかく、明日から田圃に出ることにします。
御用のある方は、どうぞ田圃まで(笑)。
 

2011年5月14日

こんな日々

110514_gobo.jpg

 
雨が降ると、待ってましたとばかり、草がぐんぐんと伸びます。
枯れ木のようになっていた枝からも、葉っぱがにょきにょき出てきます。
ごぼうなんて、冬にはかげもかたちもなかったのに、こんなに大きな葉っぱが出ました。
掘ってみたいところだけれど、これは次の種取りに置いておこう。

 
110514_ichijiku.jpg

 
去年植えたいちじくも、いちじくのかたちの葉っぱを出しています」。


 
110514_hakoto.jpg


去年植えた白桃も、元気に葉っぱを出しています。

 
110514_prune.jpg
 

去年植えたプルーンも、少し遅れて葉を出し始めました。

 
110514_endoh.jpg

 
えんどうは、もうずいぶん莢で食べたからね。
あとは実になるのを待って、おいしい豆ご飯で食べます。
全部食べちゃわないで、来年の種に少しは残しておかないとね。

田圃に行って、早く種籾を蒔きたいのだけれど、
休みの日には雨が降ったり、週末にはお店があったりと、
なかなか集中して田圃に出かける時間が取れくてもやもやしています。

それでも、もう5月の中旬ですからね。
その合間に畑の方も、やるべきことをやっておかなくちゃいけません。

トマトは苗を買ってきて植えました。
ナスビとカボチャはお友だちに苗をわけてもらって植えました。
キュウリは種を蒔きました。

それから、落花生も去年取っておいた大きな種を選んで蒔きました。
あとは黒豆を少し。
それぐらいかな。

そうそう、キッチン窓のグリーンカーテン化計画ね。
これは、ヘチマとゴーヤとキュウリ、それと朝顔の種をたくさん蒔いておきました。
夏にいっぱい花や葉っぱを茂らせてくれるといいな。

 
110514_ichigo.jpg

 
初いちご よろこび摘めば なめくじ三匹

2011年5月 3日

まだ続ける気なんだね。

110503_donko.jpg

 
原発賠償が4兆円。そのうち2兆円を東電が負担。
東電が足りない分は全国の電気会社で助けあって、電気料金を値上げすれば大丈夫。
あとは国が責任を持って最後まで面倒みまーす、ってか。
ばかやろー、ふざけんじゃない。それぜんぶ国民のカネじゃねぇか。

東電は4年間で赤字を解消。
政府と一緒になって国民にツケを回して、18年度には配当再開も目指すんだと。
ほうほう、4年も経ちゃ、バカな国民のほとぼりも冷めるだろうしね。
そうしたら、今までどおりマスコミとつるんで、また原発を推進するってか。
クソー、国民を完全にナメてやがる。


 
110503_keshi.jpg


 
原子力資料情報室(CNIC)が、政府に要請書を出しました。
http://www.cnic.jp/modules/news/article.php?storyid=1102

以下、全文引用。

~~~~~~~

要 請 書

内閣総理大臣 菅直人  様
厚生労働大臣 細川律夫 様
文部科学大臣 高木義明 様

2011年5月2日

チェルノブイリ事故によっても原発を推進し続けた国と電力会社は、
フクシマ事故によって広大な土地と海洋を放射能で汚染し、
多数の住民、原発被曝労働者を始め事故終息をめざす作業に従事している多数の作業者が
日々放射線を大量に被曝するという最悪の事態を引き起こしました。
周辺住民は生活の場を破壊され、着の身着のまま避難を余儀なくされています。

政府は稼働中の原発を止め、原発依存から再生可能なエネルギーへの政策転換を
行うべきです。

原発労働者の緊急時被曝線量の基準を現行法の100ミリシーベルトから250ミリシーベルト
に引き上げたことに抗議します。

事故後福島原発内で、
 ①労働者に線量計を持たせず作業に当たらせたこと
 ②放射線管理者が立ち会うことなく労働者に緊急時作業を行わせたこと
 ③女性作業員の被曝を1ヶ月近くも放置し、女性労働者の基準3ヶ月5ミリシーベルトを
  超える被曝をさせたこと等、
事故現場における東京電力のずさんな被曝管理は許し難いものです。

東京電力に対し是正、指導すらしなかった厚労省の現行法を無視した態度に抗議します。

労働者の安全や健康を無視し、現行法の基準を変更し、大量被曝を
労働者に押しつけようとする厚労省、
子どもの健康をおびやかす高線量被曝を容認する文科省に対し強く抗議します。

労働者と住民の安全と健康を守り、生じた被害については補償するために、
以下のことを速やかに実施するよう以下に要求します。

1)早急に被曝労働者の緊急時被曝基準250ミリシーベルトを撤廃すること。

2)緊急時作業で平常時の線量限度を超えた労働者については、下請け、孫請け労働者も
  含めて放射線作業以外の就業を補償すること。
  5年間100ミリシーベルトのみならず、年50ミリシーベルトを超えた労働者についても
  放射線業務以外の就業を補償すること。

3)線量計を持たずに緊急作業に従事した人の総数を明確にし、その人達の被曝量を
  内部被曝線量も含め正確に調査し、放射線管理手帳に明記すると共に本人に早急に
  知らせること。
  原発被曝労働者以外のすべての現場作業者についても、厳格な放射線管理を行うこと。

4)全ての原発労働者に健康管理手帳を早急に交付し、健康管理を行うこと。
  福島事故現場の労働者に対しては、精神的ケアを含めた健康管理を行うこと。

5)劣悪な状況で事故処理に当たっている労働者の労働環境を改善すること。

6)子どもの年20ミリシーベルトの高線量被曝を容認する「福島県内の学校等の校舎・校庭等
  の利用判断における暫定的考え方について」の基準(屋外で3.8マイクロシーベルト毎時)
  を撤回し、公衆の被曝限度を尊重し、基準を大幅に引き下げること。
  汚染された校庭、公園の表土の取り替え(除染)は国が責任を持って行うこと。

7)福島原発事故被災住民に健康手帳を発行し、国の責任で健康管理を行うこと。
  健康被害を補償すること。

~~~~~~~


あー、まともな考え方ができる人たちもいるんだ。
そう思うと哀しくなるね。
これ読んでも、たぶん何にもやらない政府のヤツらって、いったい何なんだろう。

 
 
110503_mame.jpg

 

僕たちは、
何でこんなつまらない政府や東電のいいなりになるような社会を許してるんだろう。

できるだけ本当のことは隠しておいて、
可能なかぎり被害は最小限に見積もって、
「いやー、たいしたことはなかったのよ。また元気に頑張るからね」ってか。

原子炉からはまだ放射能が吹き出ているというのに、
政府も東電も早くから「収束」だの「復興」だのを口にして。

とにかくもう「終わったこと」にしないと、これ以上本当の事がバレちゃやばいからね。
カネだよ、カネ。
ごたごた言われないうちに、さっさとカネで片付けちゃいな。
事後処理の補償(カネ)の話しなら、乗ってこないヤツはいないだろうってね。
さっすがぁ、うまいなぁ。

裏では立場の弱い労働者を集めて、
うまいこと言って被爆させながら、さっさと後片付けさせようとしている。
マスコミはマスコミでそしらぬ顔で偽善者ぶって、
「頑張れ!被害者キャンペーン」とかで、国民の目を真実からアッチ向かせる。
「自粛よりも、浪費で東北を支えよう!」ってか。

そうやって、これからも。
そうやって、これからも続ける気なんだな。