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2010年12月22日

苗床の準備

101222_jiro.jpg


 
今日は朝からいいお天気になったけどね。
夜の間にだいぶ降ったみたいだから、田圃はぬかるんでいるはず。
そう思って出てみたら、案の定。

上から見ると、水たまりになっているところがよくわかります。
苗床の跡は、苗と一緒に泥をごぼっと取ったのでくぼんでいます。
暗渠の上も土が流れたんでしょうね。溝になっています。

ウチは代かきをしないから、
このでこぼこはスコップや鍬でならすしかないんですが、
なんせ泥土なんで、
簡単にあっちの土をこっちになんて運べないんですね。

うーん、これはまた今度、
ちょっと土が乾いてからでないとできません。


 
101222_naedoko_01.jpg


 
気を取り直して、来年の苗床の準備。
ウチは畑苗代だからね。

苗床はまとめて一ヶ所で作ればよさそうなものですが、
苗床から苗をはがして、
それを植える場所まで持っていくのが実はたいへんなのです。

今年やってみてそれがわかったので、
来年は、小さな苗床を2畝にひとつぐらいの割合で、
たくさん作ることにしました。

まず必要な苗床の大きさを決めて、
土の表面を鍬で薄くはぎ取ります。
これで表面に落ちている草の種やなんかをよけておくわけです。

それから、周囲に溝を掘ります。
これには2つの意味があって、
ひとつはモグラよけ。
そして掘りあげた土が、籾を蒔いた時の覆土になります。
去年はこれをやってなかったので、
覆土しようにも泥んこの塊しかなくて困ったのです。


 
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そうして、表土が隠れるぐらいにヌカを振りまきます。


 
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あとは稲藁を敷いて、
飛ばないように縛ったままの藁束をのせてできあがり。
残った藁も全部田圃に返して、
これで来年の春までお休みです。

しかし、畝の大きさに合わせて、大小22枚。
冬の間に、この仕込みをやっておかなくちゃいけない。

稲刈りの後、ちょっとホッとしてなまけて、
そのあと、稲木置場はがんばって作ったものの、
しばらく天気が悪かったせいもあってから、田圃に出ておりませんでした。

久しぶりに溝掘りなんかやると、これが結構きついんですね。
これを毎年やるのかぁ、と思って最初は途方にくれたりするのですが、
次の日に行くと、まぁちょっと身体も気分も慣れてくる。

でも、やっと2枚終わっただけだからね、
あと20枚は残っています。

こりゃ、来年に積み残しですね。


 
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いくらも仕事が進まないうちにあたりはもう暗くなる。
空にぽっかり、月が昇る。

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