脱穀の日
だいぶ乾いたようなので、今日、脱穀を決行しました。
最初は、全部を「足踏み脱穀機」でやろうと思っていたのですが、
「あれは、乾いた稲束を納屋に持って帰って、ぼちぼちやるものだ。」
という人もあり、
まぁ、確かに秋の移ろいやすい天気のことを考えると、
急に雨が降ってきても脱穀機をしまう納屋もなく、それはちょっと大変だなぁと思い、
自走式ハーベスタのお世話になることにしました。
慣れればどうってことないんでしょうけどね。
こういいうマシンの運転って、レバーがたくさんあって結構とまどってしまいます。
稲束を脇から入れるだけで、後ろの籾袋には籾がザァーっと落ちてきて、
脱穀の済んだ稲束は横にポイっと投げ出される。
籾袋がいっぱいになったら大きなブザーが鳴るようになっていて、
この音がやたらとけたたましく、最初はその音であせってしまう。
しかし、機械というのは何とも効率的に仕事をしてくれますね。
今回は手馴れた助っ人がほとんどやってくれたせいもありますが、
全部の脱穀が午前中の2時間だけで済んでしまった。
すごいねぇ。
いたいどんな仕組みになっているんだろう、
と思って中を見せてもらった。
これは笑ってしまった。
何だよ、「足踏み脱穀機」と同んなじ仕組みじゃん!
動力がついてるだけかよ。
そう思って、投げ出された稲束を見てみたら、
籾が落とされずに、ついたままになっている稲穂がたくさんあった。
やっぱりこれは手で回収するしかないか。
まぁ、とにかく大部分は終わったということでよかった、よかった。
あとは後の仕事です。
残るは、赤米と黒米。
これで稲架が空いたので、新たに組み立てなくても掛けることができます。
さて、明日は今年最後の稲刈り。
それが終わったら、最後にもう一度落穂拾いをして、
それから稲木を片付ける算段をしなくちゃいけない。
今後のために、雨があたらないように、畦にでも足場を組もうかと思っています。
帰ってきたら、新鮮な魚のいただきもの。
カマスは開いて塩水に浸し、一夜漬けに。
そうして、アジはみりん干しに。