アヤキヌ(次郎)とオカボモチ(太郎)のなだら
こちらが次郎のアヤキヌ。
アヤキヌは次郎と三郎に半分ずつあるのです。
種籾を蒔いた日は次郎の方がだいぶ後なのに、実りの時期は大差ありません。
何とも不思議なものです。
こちらは太郎のノーリン1号、陸稲モチです。
こちらは種籾を蒔くのが一番最後になったため、
分けつもそこそこに穂を出し始めたのでした。
何故か、熟れるのも一番早かったようです。
茎まで黄色くなって、ここまで刈らずに置いておいた方がいいような気もしますが、
穂から籾がはずれそうになっているのもあり、よしあしですね。
分けつが進まなかったせいで、株が細いです。
そのせいもあるのでしょうか。次郎、三郎よりもずい分と草が多いです。
あるいは水をあまり入れなかったせいかもしれません。
昨日は馬路から三人お手伝いに来ていただいこともあって、
なだらの作業は昨日のうちに終わってしまいました。
太郎から次郎、三郎を望む。
一段なだらがだらだらと長く伸びているのもいいものですね。
二段、三段の方が効率がいいように思われますが、
一段の場合には、刈ってすぐ近くに掛けられるので、
重い稲束を運ぶ手間がほとんど要りません。
だから、のんびりとやるにはこれが一番いいような気がします。
次郎、三郎のなだらです。
今度は反対側から。
これは三郎です。
奥の方の、一番最初に刈ったミコトモチがもうだいぶ乾いてきて、
そろそろ脱穀のことが気になってきました。
順番になだらをかけているため、稲コギも一度には済みません。
最初は足踏み脱穀機を持ち出して、ぼちぼちやろうかと思っていたのですが、
麦の例でも、穂に残ったままの籾がだいぶ出てくるし、
それをまた叩いたりちぎったり、唐箕にかけたりする手間を思うと、
そうして、やってる間に雨が降ってきたりなんかすることを思うと、
ちょっとクラクラとしたのでした。
そこで、やっぱり大部分はハーべスタのお世話になろうかと、
そんなことを考えています。
三郎に残っている赤米と黒米。
これぐらいは足踏み脱穀機でやってみるのもいいかもしれません。
ミコトモチをハーベスタにかけると、
それで稲架が空くので、そこを利用して赤米と黒米が掛けられるしね。
せっかくなので、
三郎のミコトモチとアヤキヌを同じ日にハーベスタにかけようと思うので、
もうしばらくアヤキヌが乾くのを待ってから、いよいよ第一次の脱穀です。
今日はゆったりと落穂拾いをしておりました。
よくプールの中で歩いている人がいますが、
何だかそんなテンポで、歩いては拾っておりました。
一度通ったところでも、また歩くとまた見つかるから不思議です。
これだけでご飯が何杯食べられるか。
もったいない、もったいない。
でも、機械でやってる人は、こんな落穂拾いなんかしないんだろうなぁ。
おお、これこれ。
イノシシになぎ倒されて、ドロで水浸しになって、ついに芽が出てしまった穂。
発芽米にしちゃ、ちょっと芽が出すぎでしょう。
そうそう、そういえば今年は猛暑の影響で全国的に新米の品質が良くないんだとか。
しかし、だいたい米に一等とか二等とか、等級をつけるのが間違ってるよね。
味は変わらないが見た目が違う、って馬鹿じゃないのか。
そんなくだらない等級制度を政府が先導して、
それで米価を下げて、それをまた補填するようなことをする。
まったくもって、何をやってることやら。
そういえば他の田圃では、
稲刈りのあとに「消毒」と称する除草剤をせっせと撒いておりました。
ヒエが生えないようにするためだそうです。
ウチは、三郎の脱穀が終わったら、
その後に、裸麦とライ麦を蒔こうかと思っています。