雨の日の仕事
まったく雨の日はしょうがない。
でも、昼過ぎには少し止んだようなので、ウラ庭に唐箕を持ち出した。
ずっと気になっていたライ麦の箕選をしようと思ったのでした。
だいぶ前に脱穀は済み、残った殻も全部手で取ってあるので、
あとは唐箕にかければできあがり。
唐箕は実に賢い機械です。
ライ麦だけを残して、本当に見事にゴミや殻を飛ばしてくれます。
でも、受け口の洗面器が小さかったのか、周囲に派手にこぼれてしまった。
こういうふうに自分で仕事を増やすんですよね。
こぼれた種をひと粒ひと粒拾っては、またふーふーと土を落とさなくちゃいけない。
シートぐらい敷いとけよな。ったく。
でもまぁ、よくできました。
少しは食べて、あとは来年の種に。
三郎の稲刈りのあとに、裸麦とライ麦を蒔こうと思っています。
おぉ、そういえば今年は朝顔の種を取るのを忘れていました。
そう思って、あちこちにわずかに残っていた種を回収。
最後にごぼうです。
これもとりあえず枯れた実を取っておいたもの。
おもしろい実ですけどね。このトゲトゲがクセモノなんですよ。
トゲトゲの内側にたくさん種がつまっているので、
これをぐじぐじと手でほぐせばいいのですが、
ほぐす時に、小さなトゲトゲの綿毛もいっぱい抜けるんですね。
これを種とより分けるために、不用意にふーっとやった日には、アンタ。
もうそのトゲトゲの綿毛が服や身体中にくっついて、
それがいつまでもくしゃくくしゃとして、もうどうしようもありません。
何たって、このトゲトゲはちょっとはたいたぐらいじゃ、落ちてくれないんです。
洗濯したってだめです。
掃除機でしつこく吸って、徹底的にブラシをかけないと取れません。
この前ひどい目にあったので、そのまましばらく放っておいたのですが、
いよいよ仕方なく続きをやることにしました。
ふーってやっちゃだめだよ、だめだよ、って思いながら、
この綿毛を見てると、あれ、思わずふーっと、やっちゃうんですね。
そんなことで、また自分で仕事を増やす。
まったく、雨の日はしょうがない。