ミコトモチのなだら
あぁ、美しいなぁ。日本の原風景だよ。
なんかこれを見ると、無事大役を終えましたねって感じです。
おとといに稲架かけの場所を確保するために刈り始めて、
昨日稲木を立て、今日ようやくミコトモチを全部刈って干すことができた。
えっと、計算によるとミコトモチは二畝ほどなので、
一段なだらだと約8mで足りるはずだったのですが、
実際にはその倍ぐらいの長さが必要でした。
鏡山さんの本では一反で40mほどの長さが必要って書いてあったのですが、
いやいや、そんなのじゃとても足りません。
これってウチの稲の出来が良すぎたってことなのかなぁ。
確かに分けつは結構太くあったのですが、
いかんせん、イノシシに倒され、食べ荒らされたので、穂は無残な姿です。
倒れた稲にはすずめが集まってきて、喜んで食べるので、もう踏んだり蹴ったりです。
だから、稲束はごついのですが、残っている実の数が少ない。
もうこれ以上、すずめに食べられないようにと、
穂のところにテングスを張っておきました。
少しぐらいなら食べてもいいけど、これ以上はいくら何でも食べ過ぎだろ。
イノシシに倒された稲は
あっちを向いたりこっちを向いたり、
水に浸かっていたり、土にべったりくっついていたりするので、
確かに刈るのがたいへんでした。
それでもやっぱり収穫は収穫なので、
気分としてはすごく楽な感じです。
鋸鎌でスパッと刈る時は、なんだかとても気持ちがいい。
それに比べて、結束の作業が結構きついですね。
そりゃ、数を重ねていくうちに、力の入れ具合もだんだん身についてきたりはするのですが、
後になってはずれないようにと、ひと束ひと束に力を入れながらやるので、
数をこなすとちょっとえらい。
二畝に丸2日かかるとして、、
一反で10日かかるのかぁ。そりゃ、たいへんだ。
明日は雨になるみたいだし、なかなか思うようには進まないしね。
でもまぁ、ぼちぼちやるか。
そんなこんなで、今日もいい夕日でした。