まっとうなイノシシ対策
まったくイノシシにはどうしたものかと頭を抱えていたら、
コンバインで稲刈りをしていた隣の農家の方に助けていただきました。
このあたりでは、ウチを除いてはそこが一番最後の稲刈り。
今日でもう不要になるので、と電気柵一式を貸していただいたのでした。
捨てる神あれば、拾う神ありというか、棚からぼた餅というか、
本当に困っていたら、こういうこともあるんですね。
「う、うれしい!」
しかし、何せ初めて使うものですから、
電気柵の仕組みから、その張り方から、コツまで丁寧に教えていただき、
支柱を打つ木槌まで貸していただきました。
いや、本当に、本当にありがたいことです。
話を聞くと、これまでも電気柵をしているにもかかわらず、
周りの(ウチ以外の)田圃にはあちこちとイノシシが入っていたようです。
それがあちらこちらとだんだん稲刈りが済んで、
とうとうウチの田圃に現れたようなのです。
それはたぶん、米の実り具合にもよるんだろうと思います。
動物的カンというのでしょうか。
ヤツラの食べ頃を見極める感覚の鋭さはまったくあなどれません。
ついにウチんちにもサンタがやってきた、って感じですね。
いや冗談じゃない、来ない方がいいに決まってますが。
支柱86本。
何だか電気柵に囲まれた田圃って、大人の感じだなぁ。
これは陸稲のノーリン1号。
籾を蒔く時期があまりに遅くなったので、分けつは少ないのですが、
順調に実ってきています。
稲刈りのXデーは、やっぱり10月の12日以降かなぁ。
その週と次の週で、晩稲のベニロマン以外は全部刈ってしまって、
なだらを組んで、稲架かけまでやろうと思います。
そうすると、はぜハツカ。脱穀は11月の中旬あたりですかね。
やっぱり新嘗祭の11月23日あたりをめざすと、ちょうどいいのかもしれません。
完全無農薬・無肥料の手作り米。
自家製の新米で作った新酒なんて、さぞうまかろうなぁ。
いやぁ、楽しみ、楽しみ。
おっと、その前にしっかりと現実に目を向けて、
稲架かけに使う膨大な数の稲木と、
その収納庫の算段を真剣にしておかなくちゃ。