梅の天日干し
梅雨が明けたと思ったら、いきなり猛暑になった。
まぁ、いつまでも梅雨の明けきらぬグダグダした天気よりは、全然潔くていい。
しかし、ちょっと殺人的に暑い。
梅雨が明けたら、梅の天日干しをしようと思っていたので、
これ幸いと、お天道様の下に塩漬けしていた梅たちを広げることにしました。
こんなに強烈なお日様は、いったい梅干しにいいんだか悪いんだか。
とにかく2日も干せば、もう干からびはじめたので、
3日目は夜露に当てて、4日目の朝のうちに、全部梅酢に戻しました。
去年の梅を全部食べちゃう前に、新しい梅干しができてよかった。
しかし、あれだなぁ。
梅干しは大きな粒の完熟梅がいいっていうけれど、
個人的には、
中粒のちょっと固めの梅でつけるのがちょうどいい気がします。
見栄えじゃなくて、食べることを考えれば。
ごぼうの葉っぱがあんまり大きくなって、
隣のきゅうりがその日陰でひょひょろしてきたので、
ごぼうを掘ってみることにしました。
すると何と、どこまで掘ってもゴールが見えない。
ウチの裏庭は砂質なので、気持ちよく伸びることができたのかもしれません。
でも、掘っている右手の肩が地面に着くまでになったから、
それ以上追求するのはやめて、最後は引っこ抜いた。
下の小さいのが、途中で折れた続きの残骸。
まだまだ地下に続いているようだったけど、それで諦めて土を戻しました。
でも、結構長いのが取れたでしょ。
採れたてのごぼうは、柔らかくて香りがよくて格別です。
きんぴらに、たたき牛蒡。
あぁ、日本人でよかった。
近所の家の方が、お墓参りだかで年に何度か帰ってこられて、
その度にウチのカフェに寄ってくれる。
昔は大工さんだったそうですが、
今は現役を退いて、銘木に彫り物をして看板等を作っておられる。
その方がウチの玄関を仰ぎ見て、「今度、わしが作ってきちゃる」と。
で、出来上がったのがこれ。
黒柿の節のところをうまく利用した銘木の看板。味わいがあります。
何と無償で寄贈いただきました。うれしい。
しばらく雨が続いて、
どうも新しいことをするのがおっくうだったのですが、
ようやく梅雨も明けたので、新しい看板を取り付けることにしました。
「あれ、看板変わったんじゃないの」
って、最初に気づいてくれるのはいったい誰だろうなぁ。