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2010年7月 8日

三郎の田植えが終わった。

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今日、三郎の田植えが終わりました。
田植えといっても、苗床にしていた畝の田植えとあとは補植ですけどね。
本来であれば、この田植えが大きな山場だったんですが、
今年はほとんどを直播きにしちゃったんで、田植えもだいぶ楽ではありました。


 
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当初は苗床の状況が劣悪だったので、
このままじゃ苗が育たないんじゃないかと危惧しての直播きでした。
でもまぁ、その劣悪な環境でも育つ苗は育っています。

特に、やっぱり水が多いところは成育もいいみたいで、
削りとるのが気の毒なくらいに立派な分けつをはじめています。
これくらい育つと、移植しても安心感があります。

しかし、移植のために苗床から鍬で削りとる作業が結構たいへんでした。
5cmほど下から根ごと削りとるんですが、
密に植わっているので、どうしても鍬幅からはみ出る苗が出てしまって、
そうするとせっかく伸びた根を切っちゃったりするんですね。

で、削った苗をトロ箱みたいなのに入れて運ぶのですが、
なんせ鍬幅ずつしか作業ができないので時間がかかるのです。
そのうえ、ドロはドロドロでなかなか鍬が入らないし、
削りとった後はそこだけへこむので後で整地が必要になるし。
この作業が意外と重労働でした。

それでも、通りかかった水利組合のおじさんから、
「だいぶイネのかたちになってきたじゃないないですか」と言われて、
まぁ、ちょっと嬉しかったです。
やっぱり、見られていたんですね。

この調子で、次郎も同じように田植えと補植を済ませると、
後は出穂の時期まで、もう一回ずつ草取りすればいいかなぁ、
いや、二回ずつかなぁ、という感じです。


 
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じゃーん。
唐箕です。
やっぱり手に入れてしまいました。

足踏み脱穀機に唐箕。
これでいつお米が実っても大丈夫です(笑)。


 
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しかし、古い機械はいいですね。
なんというか、ムダのない機能美みたいなのが年月を経ても古びなくて、
そのたたずまいに、そこはかとない風格があります。


 
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昔の人は、
何か買ったら必ずそれに日にちと名前を書くことにしているようです。
おもしろいなぁ。

これは昭和39年に4600円で買ったもののようです。
当時の4600円って、結構すごい金額だったのだろうと思います。
半世紀も前のことです。

それがまだ使えるんですよねぇ。
それを私は5000円で買いました。これはお買い得でしょ。

これさえあれば、
脱穀したあとの麦だって、口でフーフーしなくても粒だけより分けられる。
やっぱり道具のもんです。

欲をいえば、あと製粉機が欲しい(笑)。

ほしいなぁ、製粉機。