生命のめぐり
いやぁ、田圃に出て車から降りたら、ちょうどヘビがとぐろを巻いていた。
まむしだったらやだなぁ、と思って恐る恐る近寄ってみたところ、
どうも何かをくわえているみたい。
よく見ると、「おー、かえるだ!」
どれどれって、近寄るとヘビのやつ、くわえながらあとずさる。
じっと、こちらの眼をみているのでとびかかられてもやだ、
と思って決定的瞬間を何枚か撮って退散。
お食事中、失礼しました。
しかし、何ですな。
ウチの田圃は自然のままだから、みみずもたくさん、かえるもたくさん。
もぐらなんて、天国みたいなもんです。
しかし、草刈りをして丸坊主になったので、きっとみんなあわてています。
人間の都合で、ごめんね。
かえるは虫を食べ、そのかえるをヘビが食べ、
そうしてきっと、このへびもトンビかワシに食べられるに違いありません。
もぐらだって水浸しになったらたまらんでしょうから。
水を入れると、さっそくトンビが田圃の上でくるくる回っています。
昨日、やっとサツマイモとラッカセイを植えました。
田圃に全部手を取られて、しばらく畑に行かずにいると、
久し振りに行く畑は、もう草なんかめちゃくちゃに生えて、
どことなく荒れて、よそよそしくなっているのがわかります。
いくら自然農だからといって、
手を入れながら放置している草と、ほったらかしで伸び放題の草とは
様相が違うんですね。
そんな次第で、昨日と今朝と、鎌を持って土を触ってやると、
ようやく畑もなじんできた気がします。
ほったらかしにしていてごめんね。
ずっと気にはなっていたんだけど、田圃がどうも進まなくて、
毎日、もう働けないというぐらい働いてもちっとも進まないんだもの。
ウラ庭のイチゴ。
ようやく赤味がさしてきたので、今日は初イチゴ。
この間、初イチゴを食べようと思った矢先にカラスに先を越されて、
あんまり悔しいので、テグスを張りめぐらせてカラス対策。
功を奏しての今日の初イチゴでした。
こちらは為山塾の天然記念物級のソテツ。
約5年ぶりにスッキリと丸坊主にされました。
しかし、巨大です。
さて、明日は雨のようですが、
さほどひどくないようなら田圃の種蒔きの続きです。
千代の富士の言葉を思い出す今日この頃です。
「体力の限界!」
でも、いつかは終わるのです。
今すこしがんばろう。