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2010年5月28日

裸麦!

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リバーサイドの畑にイノシシが出て、じゃがいもがひとつ残らず荒らされた、
と聞き、さっそく様子を見に行きました。
そこは広くてたくさんの人が畑をしているところですが、ウチの畑は何とか大丈夫でした。

ウチにもじゃがいもはあるのだけれど、
他の畑みたいに肥料をやってないから、まだ葉もそんなに茂っていません。
でも、いままでは見なかったイノシシが、ついにやって来たということです。
これからは対策が必要になります。

そう考えながら、麦の生育状況を見ようと思って近づくと、
なんと、「裸にされた裸麦!」
笑いごとじゃない。

これはきっと、カラスのヤツに違いない。
背が低いものだから、近くに降りて穂ごと食べたんだ。
クソーッ!今年の種籾にしようと思ってたのに。

だって、去年は隣で小麦を植えたけれど被害はなかったんだよ。

麦はだいたい、
大麦、小麦、ライ麦の順番で熟していくみたいです。
ウラ庭の大麦が黄色くなってきていたから、
裸麦はどうだろうかと、見に行こうとした矢先だ。
あぁ、悔しい。

これは、小麦、ライ麦の対策をさっそく考えねばなりません。
一度来たら、味をしめてずっと来るようになるということですから。
やっぱり、テグスを張り巡らせるかな。

 
そうそう、田圃は今日で陸稲の種も蒔き終わりました。
種蒔き終了。
あとは、三郎の水漏れ対策かな。

どの籾も、草に負けずに順調に育ってくれることを祈ります。
ほんとに。

2010年5月25日

太郎の草刈り

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三郎に種を蒔き、三郎の上に雨降り積む。
次郎に種を蒔き、次郎の上に雨降り積む。
そしてようやく、雨の中太郎の草刈りにかかっています。

これが稲ならいいんだけれどね。
ちょっと構ってないと、すぐに大草になってしまいます。
まぁ、去年の背丈を超えるような草のことを思うと、かわいいものです。


 
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勢いあまってマムシまで刈ってしまいました。

そういえば、昨日も畦で見かけたヤツです。
深い草を刈る時に、なんか嫌な感じがしていたのでした。
噛まれなくてよかった。

 

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こちらは、その後の次郎。
この間の雨でずいぶん水が溜まりました。
三郎の方は、入れても入れても水が抜けるので心配していたのですが、
次郎は全然大丈夫みたいです。

太郎の方も、この雨で溝にしっかり水が溜まっています。

三郎が一番ぬかるんでるように思ったのですが、
わからないものですね。
来年は太郎と次郎に水稲を植えて、三郎は陸稲でいいかもしれません。
ただ、太郎は草が一番激しいのがちょっと難点ですが。

 
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これは次郎の水際に移植したみょうが。
葉っぱが出てきています。

太郎に陸稲の種籾を巻き終えたらひと段落かな。
三郎の畦塗りをして、
そして6月になったら、畦際に大豆を蒔いてみようと考えています。

2010年5月21日

種籾の直播(次郎編)

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今日、やっと次郎の種籾を蒔き終わりました。
これで予定していた水稲は、とりあえずスタートできたわけです。
ちょっとへとへとですが、やったぁ。

これから芽が出てくるのと、草がふたたび勢いを取り戻してくるのとの競争です。
次々と生えてくる草をどれだけ刈って抑えることができるか。

とりあえず条の点蒔きにはしてあるので、
条間から何とか草は刈れるはずなのですが、
なんせ絨毯のような草の株の上に種を蒔いているような状態なので、
どうなることやら、です。

 
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苗床を見ると、少しは発芽しているようなのですが、
なんせハードな苗床なので、ちゃんと育つかはまだ予断が許しません。
苗が育たなくても、直播きを済ませたので大丈夫なのですが、
できれば苗から移植したものと比較したいですね。
来年は、苗床をもう少し早くから準備しようと思いました。

さて、無事発芽したとして、今度は水の心配です。
三郎は行くたびに溝にモグラ穴が増えていて、
こりゃ、漏れない方がおかしいぐらい。たいへんです。

6月からは歩いてモグラ穴を探して、埋めて、畦塗りですかね。
やれやれ、カフェをやってる暇がない。
せっかくカフェに行こうかと思っているみなさん、本当にごめんなさい。
まだ、しばらくは農繁期が続きそうなので、土日のみの営業です。
農民のわがままを許してください。


 
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朝起きて、赤く熟れたイチゴを探すのが最近の楽しみです。

来週は、太郎に陸稲の種籾を蒔く予定です。
しかし、その前に草刈りをしなくちゃいけませんが。
気がつけば、大草。

太郎、待っていろよ、来週には丸坊主にしてあげるから。


さて、今週、土日は営業します。
そして日曜日は「宅野朝市」です。
今回は、大国から完全無農薬の昔の夏みかんが出るみたいです。
あまりすっぱいのはね、という方は、利の甘夏をどうぞ。
「今がおいしい!」と好評です。
どちらも、生で食べるのが一番おいしいけれど、
たくさん買って、皮まで使って、マーマレードにするといいと思います。

では、朝市で会いましょう。

2010年5月18日

生命のめぐり

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いやぁ、田圃に出て車から降りたら、ちょうどヘビがとぐろを巻いていた。
まむしだったらやだなぁ、と思って恐る恐る近寄ってみたところ、
どうも何かをくわえているみたい。

よく見ると、「おー、かえるだ!」
どれどれって、近寄るとヘビのやつ、くわえながらあとずさる。
じっと、こちらの眼をみているのでとびかかられてもやだ、
と思って決定的瞬間を何枚か撮って退散。
お食事中、失礼しました。

しかし、何ですな。
ウチの田圃は自然のままだから、みみずもたくさん、かえるもたくさん。
もぐらなんて、天国みたいなもんです。
しかし、草刈りをして丸坊主になったので、きっとみんなあわてています。
人間の都合で、ごめんね。

かえるは虫を食べ、そのかえるをヘビが食べ、
そうしてきっと、このへびもトンビかワシに食べられるに違いありません。
もぐらだって水浸しになったらたまらんでしょうから。
水を入れると、さっそくトンビが田圃の上でくるくる回っています。


 
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昨日、やっとサツマイモとラッカセイを植えました。
田圃に全部手を取られて、しばらく畑に行かずにいると、
久し振りに行く畑は、もう草なんかめちゃくちゃに生えて、
どことなく荒れて、よそよそしくなっているのがわかります。

いくら自然農だからといって、
手を入れながら放置している草と、ほったらかしで伸び放題の草とは
様相が違うんですね。

そんな次第で、昨日と今朝と、鎌を持って土を触ってやると、
ようやく畑もなじんできた気がします。

ほったらかしにしていてごめんね。
ずっと気にはなっていたんだけど、田圃がどうも進まなくて、
毎日、もう働けないというぐらい働いてもちっとも進まないんだもの。


 
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ウラ庭のイチゴ。
ようやく赤味がさしてきたので、今日は初イチゴ。
この間、初イチゴを食べようと思った矢先にカラスに先を越されて、
あんまり悔しいので、テグスを張りめぐらせてカラス対策。
功を奏しての今日の初イチゴでした。


 
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こちらは為山塾の天然記念物級のソテツ。
約5年ぶりにスッキリと丸坊主にされました。
しかし、巨大です。

さて、明日は雨のようですが、
さほどひどくないようなら田圃の種蒔きの続きです。
千代の富士の言葉を思い出す今日この頃です。

「体力の限界!」

でも、いつかは終わるのです。
今すこしがんばろう。

2010年5月11日

種籾の直播(三郎編)

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しとしとと一日中雨が降り続く中、種籾の点蒔きをしておりました。
今日、三郎の畝をやっと蒔き終わりました。

最初、苗床を作って田植えをするつもりだったのですが、
その苗床の土の雑草の根があまりにきつくて、
それに覆土する土も固い粘土団子の状態で、
これはいかんなぁと思って、途中から種籾を直播することにしました。
だって、苗が育たなかったらおしまいだから。

こりゃ、直播するしかないなと。
そう思って種籾を蒔きはじめたのですが、
やっぱり雑草の根がもう絨毯のように広がっていて、表土にスコップが入らない。

それでひと穴ひと穴、掘り返しては種を落としていたのです。
これが根気のいる作業で、一日朝からやっていても、まぁほとんど進まない。
普通なら「こりゃ、ラチがあかん!」と投げ出してしまうところですが、
文句もいわず、黙々とやり続けるのが大人です。

そのうち済むんだから、終わらない種蒔きはないんだ、と信じて
ただ穴を掘っては種を埋める日々でした。
そして昨日からしとしとと雨が降り続き、連日カッパを着ての作業です。
でも、この雨のせいでだいぶ土が柔らかくなり、種を埋めやすくなった。

そして今日、やっと三郎を制覇したのでした。
やったぁ。

明日は三郎にちょっと水をいれてやろうと思っています。
畝のひたひたぐらいまで水を入れてちょっと様子を見てみます。
畦の漏れ具合も見ておかないとね。

今日、試しにちょっと水路を開けてみたのですが、
なんと、入り口付近からさっそくモグラ穴を通って水が抜けているのを発見。
ウチの田圃はミミズだらけ、いたるところにモグラ穴です。
やれやれ。
 

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明日からは次郎です。
まず草刈りですね。ここ数日であっという間に膝上あたりまで草が伸びている。
待っていなさい。明日には丸坊主にしてあげるから。

しかし、このペースじゃ今週中に次郎は終わらんだろうなぁ。
太郎の陸稲の種蒔きは、来週に着手できるんだろうか。
この分じゃ、苗が育っても稲刈りは年を越すかもしれん(笑)。
いや、笑いごとじゃない。


 
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ウラ庭のイチゴに青い実がついているのを発見!
今年は葉っぱもひと回り大きいようなので、赤い実になるのが楽しみです。

そういえば、ラッカセイもサツマイモもそろそろだなぁ。
クロマメやダイズはも少し先でもいいか。
まずはお米をスタートさせないと始まらない。


 
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カラスノ、豆ごはん。
がんばれ、自分。

2010年5月 5日

まくわ

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ポット苗のマクワウリが双葉を出しました。
先に畑に蒔いたのは、どうもまだ芽が出てないみたいだ。
外の環境は厳しいのかもしれないけれど、
ポットで育てないと芽が出ないようなヤツはどうも好きになれない。


 
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こちらはトウモロコシ。
今年は黒もちを選んでみた。
単子葉植物の芽は、被せた草を突き抜けて出てくる。
何だかいさぎよくていいよね。

 
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こちらは浜防風。
海の草なのに根が深いから強いのでしょうね。
どっこい生きて若葉を出しています。


 
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タイムにも花が咲きました。
いちごの葉っぱも、今年はひと回り大きくなったようです。


 
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仕込んで15日目に絞ったどぶ。
フルーティーでお米のコクがあり芳醇の香りとうまさです。

さて、今日でゴールデンウィークも終わり、
明日から、また田圃仕事です。
どうも雨は降らないようなので、がんばって稲の種を蒔きます。

これまで苗代を作ってきたのですが、
どうも不安が残るので、
明日からは直播きをやってみようと思っています。