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2010年4月15日

もみすり精米機

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今日は晴れのち曇りで比較的いい天気だったのだけれど、寒い。
何やら東北、北海道の方では雪あらしでたいへんらしい。
その影響なのでしょう。気温がぐっと下がって、やっぱりストーブがいる。

ストーブの薪が底をつきかけて、大丈夫かなぁと心配しているのですが、
それよりも何よりも、そろそろ畑苗代で籾を蒔こうかというのに、
こんなに気温が低いと、ちゃんと育ってくれるか心配になります。

「サムサノナツハオロオロアルキ,」ってことにならなきゃいいんですが。


 

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しかし、そんな心配はよそに、
豊作でお米がたくさん実って、稲架干しにした籾を手にした時のことを思うと、
いちいちコイン精米機に頼るんじゃなくて、
やっぱり自分チで籾すりまでして、
そのつど精米したてのコメが食べられればいいなぁと思ったりします。
コーヒー豆だって、飲む前に挽くと全然違いますからね。

で、オークションなんかをいろいろと物色していたわけです。


精米機にも「一回通し」で白米にするタイプと、
「循環式」で何度も通しながらだんだん白米にしていくタイプとがあります。
そしてその中でも、籾からできるものと玄米からしかできないものがあります。

ウチの場合は、とにかく籾対応でなくちゃいけません。
それに循環式だと、玄米の状態で取り出すことができないんですね。
ほら、赤米とかはやっぱり玄米じゃないとつまらないわけで。
それで、籾摺りと精米が別々にできるものがほしかったわけです。

でもそういうタイプはあんまり出回っていないのですね。
で、たまたまお手頃な価格のものを見つけたので、
思わず落としちゃいました。

何しろ中古だし、事前に動作確認はできないし、
実際に使えるしろものなのかどうか、届いてみないとわからない。
1万5700円の買い物でしたが、試してみるまでちょっとびくびくではありました。

いざ、左側の槽に籾を入れてスイッチ、オン。

ぐぉーん、とモーターが回り出して、
右側のサイロみたいなところからいきなり籾殻が吹き出してきた。
試しに2kgの籾を入れてみたのですが、
みるみるうちにの槽に玄米が溜まっていく。

まだ籾のついたのとかが少し混じっているようなのですが、
もう一度通したりすればいいのかなぁ。
空気孔が調節できるみたいなので、
何度かやってみないとわからないですね。


さて、今度は精米にスイッチを切り替えて、
その玄米を白米に。
 


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ダイヤルがついているので、
たぶん、これで精米の度合いを決めるんだ。

スイッチを入れると、何だか割れたコメやらがバラバラでてきた。
「なんじゃ、こりゃー!」
と思っていると、出なくなった。
ちょっと驚いたけど、
これはどうも機械に残っていたゴミみたいものだったようです。

しばらくすると、きれいに研がれたコメがぱらぱらと出てきた。
とりあえずダイヤルを「5」あたりにしてたけれど、
胚芽が取れちゃってるようなので、途中から「3」あたりに戻した。
すると、コメの色がだいぶ黄色味がかって、胚芽も残るようになった。
いわゆる「3分搗き」というやつですかね。

2kgの精米が見ている間に完了しました。
少しのおコメでも精米できるんだ。
これはなかなかいいですね。

これで、いつでも「いまづき米」が食べられる環境になったわけです。


あとは、
まだ種も蒔いていないウチのお米が、立派に育ってくれるのを待つだけです(笑)。

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