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2010年3月 6日

塩づくり

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海から水を汲んできて鍋にかけてから、もうかれこれ4日になる。
どうせストーブをつけてるんだから何日かかろうがよさそうなもんだけれど、
かれこれ、もう4日目になる。

しかし、海から汲んできて大きなごみを取って、鍋にかけるだけ。
案ずるより行うがやすし、にしかわきよし。

水が蒸発して少なくなったら追加して、
海水をどんどん煮詰める。

入れた水が10分の2ぐらいまで煮詰まったら、
ふわふわとした白いものがでてきて、鍋の周りや底にたまる。
これが硫酸カルシウム(CasO4)の析出なのだそうだ。

これを一度、コーヒーフィルターで漉す。
するともとどおりの透明な海水になる。
これが灌水と呼ばれるもの。これを鍋に戻してさらに煮詰める。


 
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だいぶ水がなくなってきたぞ、と思っていたら、
鍋のふちに、まるで氷が張るみたいに塩の結晶がついてきた。
よしよし、
それを木ベラでかき混ぜながら、どんどん煮詰める。

鍋の底に、もう溶けていられなくなった塩が結晶になって溜まってきた。
木ベラでかきまぜるとジャリジャリいうようになった。


 
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おー、ついに塩が。
塩がぶくぶくいってきたぜ!

もうちょっとかな、もうちょっとかな、
そう思って煮詰めていると、急に水分がなくなってきた。
 

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なんか、ジャムを作るときと同じだ。

ちょっとべちゃべちゃしてるぐらいで火を止めるとちょうどいいんだけれど、
ついついね、とことん煮詰めてしまう。


 
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いい加減で火から離して、コーヒーフィルターで漉すとできあがり。

フィルターに白く残ったのが塩で、漉されて出てきた液体がにがり。

にがりがたくさん出来たら豆腐をつくろうと思ってたのに、
ちょっと煮すぎてしまったよ。


でも、白くてきれいな塩ができました。

天日干しにするか、フライパンでちょっと炒るかね。
こりゃ、おにぎりにしたらおいしいぞ。


 

 

コメント

鍋の中身の変わり様が鮮やかなんですね。

写真を見るだけでも楽しそう、スゴイ

ストーブと薪は 佳いお友達

ストーブと僕も、いいお友達。
でも、たまに煙突掃除をしてあげないと、煙を吐く。

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