ほしかったんだよ。
やっぱり、軽トラがいいなぁ。
薪も積めるし、大豆や麦や稲藁なんかも、てんこ盛りに積める。
稲架かけの竹を運んだり、農機具を運んだり。
うーん、どう考えても乗用車じゃ無理だ。
ついに憧れのスバルサンバーか。
まだ苗代もやってないのに、雨の日に妄想は膨らむのだよ。
脱穀して籾摺をして、と思ったら、やっぱりウチ専用の籾摺り・精米機がほしい。
籾摺りと精米ができる機械は、新品なら何十万円もする。
それじゃ、軽トラが買えてしまうよ。
オークションでも数万円。
1年のうちで100円(玄米10kg)・200円(籾12kg)の精米を10回やっても数千円。
もとを取るのに10年かかるんじゃ、何やってることかわからない。
でも、ほしいんだよなぁ。
だって、麦や大豆にも使えるじゃないか、って思うんだよ。
麦や大豆といえば、製粉機。
これがまた高い。
製粉機の中古って、なぜかあんまり出回っていない。
そうだよね。
豆や麦を育てるのは、本業の農家以外は少ないのでしょう。
みんな粉で買っちゃうもんね、外国産を。
でも、米・麦・豆、それが基本でしょう。
自分たちの食べる分ぐらい、自分たちで作らないと、国が滅びるよ。
ま、滅びてもいいんだけど、国ぐらい。
循環式籾摺り・精米機、と製粉機。
どこかに誰も使わなくて、納屋に眠ってるのがないかなぁ。
他にも。
ありますよ。脱穀した籾を10俵分ぐらい貯蔵できる大きなブリキ缶。
そんなものどこに置くんだよ、ということはさておき。
いやいや、その前にやっぱり籾袋を運ぶ軽トラか。
稲はもちろん手刈りするつもりだけれど、
人手がないときにはバインダーぐらいあるといいなぁ、とか。
それで、オークションでバインダーを探してみると、おもしろい。
これが、二千円とか三千円とかで出てるんだ。
あの、大きなバインダーの機械がですよ。
今やもう二束三文の価値しかないということがね、何だか切ない。
そうかぁ、
どこでももう、コンバインの大型機械でガァーっとやっちゃうか。
それともいさぎよく手刈りか。
どっちかだもんね。
由々しきバインダーのレーゾンデートル。
で、バインダーとくれば、ハーベスタ。
脱穀をどうするかですね。
どうするんだ、脱穀を。
それでまた調べてみました、足踏み脱穀機。
これはもう、すでにレトロなアンティーク扱いになっちゃってます。
昭和初期のあたりのものですからそうかもしれませんが、
「まだ充分使えます」ってのが、かっこいい。
今の機械じゃ、到底無理ですからね。
あぁ、足踏み脱穀機、ほしい。
誰かもう使わなくなって、納屋に眠ってるのがあれば、僕にください。
ところで、
エンドウじゃなくてカラスノエンドウって、
ただのキヨシロウじゃなくて、イマワノキヨシロウみたいでいいですよね。
ウチのウラ庭にはには、今年カラスノエンドウがわんさか茂っています。
きっと空気中の窒素をたくさん取り込んで、やせた土を肥やしてるんだろうなぁ。
そう思うとカラスノがほほえましくて、そっと静かに眺めています。
でも、そうはいっても畑から葉っぱモノがなくなる季節だし、
この柔らかそうで青々としたカラスノエンドウは、何だかとてもおいしそうだ。
そう思ったら、若杉さんの本に食べてもいい、って書いてあった。
摘んでおひたしにしてみると、これがクセガなくて結構いける。
うん、いいかも。
しかし、食べ尽くしちゃぁ畑の土が肥えないから、ほどほどにね。
はい。