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2009年12月23日

裸麦ごはんと焼きミカン

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大麦は殻が固くてなかなかはずせない。
昨年はそれに懲りたので、裸麦を蒔こうと思って玄麦を買ったのでした。
その余りをごはんに入れて炊くと、これがめっぽうウマイ。

もう、粒そのままなんで、齧ると口のなかでクキっと音がする。
だから、よく噛んで食べないといけない。
梅干しと口にいっぱいのご飯をつめこんだら、
いったん箸を置いて、手を組んで、
口の中からクキっと音がしなくなるまで、ひたすら噛む。

おかずと一緒に食べることができないから、おかずはおかず、ごはんはごはん。
別々食べの原点に戻ってきたようだ。
普段の二倍、三倍の時間をかけて、頑張ってごはんを食べることになる。

そうすると、
普段はガァーっとかき込んで、おなかいっぱい食べる癖がついているのに、
この食べ方だと、ある程度食べると、「もうこれ以上食べられません。」
という状態になってしまって、本当にもうひと口も食べられなくなるのだ。
こういうのもいいかもしれない。


 
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そして、デザートには「焼きミカン」。
ストーブの上で皮ごとこんがり焼くと、皮の焼けるいい香りが漂ってくる。
上も下も横も斜めも、ひっくり返しながらよく焼くと、
ミカンがあったまってふくらんでくる。

ちょうど焦げ目がついて、いい頃合いになったら、
アッチアチと言いながら、超ホットなみかんの皮をむく。


 
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ふくらんだ時に、
白いスジなんかは実からきれいに剥がれてる。
つるんとして、湯気を出しながら、ホットみかんのおでましだ。

これがまた、焼きミカン独特の焦げた香りがしてたまらない。
本当においしいんだから。
ご家庭なら、餅アミでガスの火でやってもいいとい思うけどね。

やっぱり、ストーブの上が一番でしょ。


このバリエーションで、「お風呂ミカン」というのもある。
お風呂に入る時に、みかんと一緒に熱いお湯にあったまる。
そうすると、これまたみかんがふくらんでくる。

身体も洗い終わって、もう一度湯につかって、
ひと息ついた頃に食べると、ちょうどいい具合にでき上がっています。
「お風呂ミカン」も、相当うまいです。

気をつけなくちゃいけないのは、
みかんを食べる前に、うっかり歯を磨いたりしないことです。
歯磨きの後のみかんは、はっきり言ってまずいです。


では、どちら様も、おいしい冬をお楽しみください。


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