ひん曲がった鍬
鍬を入れたらゴンとはねかえる。
石かと思ったらヨシの群生した根っこだ。
これがなかなか固くて鍬が入らない。
それでも何度もやってると端から少しずつ崩れてくる。
鍬が入ったところで、根ごと起こそうと梃子にしても、
根が張っていて、これがなかなかビクともしない。
この野郎と思って、ムキになってぐいぐいやってると、
鍬がひん曲がりやがった。
曲がる方も曲がる方だけど、自分も少々大人気なかった。
まぁ、そんなこんなで三郎の作業はすべて終わりました。
納屋に僅かに残っていた米ぬかを、
祈りをささげるように、畝の上で風に飛ばして区切りをつけました。
さて、終わってみると、たいへんだったことは忘れるもので、
「この調子で次郎もやってみるか」、と
おにぎりランチの後に、さっそく次郎に取り掛かったのでした。
もう、草をよけるのも面倒だし、
次郎はさほどでこぼこもないような気がしたから、
土を砕いて草を被せるだけにしようと思ってかかった。
4m幅の、三郎の畝は12枚。次郎の畝は18枚あった。
次郎の作業は意外とはかどって、
今日のうちに6枚こなすことができた。
そうして、ふと空を見上げると、竹林が夕陽に染まっていた。
土砕きと草被せがあと12枚終わったら、
もう一度、次郎の周りの畦の草刈りをして、次郎も完了。
あと二人日かな。今年中にできればいいのだけれど。
でも、今日は何だかよく働きました。
5時のチャイムが鳴る前に、
「もう働けません」、と田圃をあとにした。
これは今日収穫した人参とじゃがいも。
ジャガイモは道の駅で買ってきた芽が出たメークインを植えたのですが、
ちっちゃいのがいくつかしかできてなかった。
明日、全部掘り出して畝を整えておきたいな。
明日は休みの日だけど、お昼にお客さんの予約が一組あるのでオープン。
今日は早く寝て、午前中に畑をやっちゃおうかな、と思ったり。
でも、天気予報を見ると明日午前中は雨。
うまくいかない。