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2009年10月14日

次の方、どうぞ。

091014_newdsc-p3.jpg


 
8年間も使って、ついに壊れてしまったデジカメ。
どうしようかなぁ、と思ってオークションを見ていたら、ありました。
当時は、5,6万円はしたのに、今や1000円や1500円で売られています。

きょうび、1000万画素を超えるようなものでも2,3万円でありますが、
実際のところ、8年前の280万画素でもう十分なんですよね。
色合いもよかったし、充電地もまだ使えるし、
そう思って、前のと同型のSONYのデジカメを入手することにしました。

何と、落札価格は661円。
送料や振込手数料がプラス1000円かかったけれど、
とても状態の良い商品で大満足でした。

「次の方、どうぞ。」

この新しいカメラのショットが、古いカメラで撮る最後の一枚となりました。


 

chuoshinpo_091014_.jpg


 

■平成21年10月11日 山陰中央新報
温泉川氏が出馬表明
大田市長選

任期満了に伴い、18日に告示される大田市長選に、同市温泉津町出身で、神
奈川県湯河原町で金属加工会社を経営する温泉川孝氏(68)が10日、温泉津
町内で会見し、無所属での立候補を正式に表明した。
現在の市政運営の手法に疑問があるとして、観光振興や農業振興の再構築な
どを目標に掲げた。
会見した温泉川氏は出馬動機として、無投票の回避に加え、「今の市政の手法
は権力至上主義的で市民や地域の声が反映されていない」とした。公約として、
地域活性化のため、市名称の「石見銀山市」への変更や無農薬野菜の特産品
化、都会地での観光PR強化などを検討していると説明。

同市仁摩町宅野で進む市の不燃物処分場建設計画については、解決に向けて、
反対する住民団体との協議の場を持ちたいとした。

今後は、地元の同級生や知人らを軸に、支持拡大に努めるという。
同氏は江津工高、日大法学部を卒業、木材会社勤務を経て、1977年に建設会
社を設立。2003年に、神奈川県湯河原町長選に無所属で立候補している。
同市長選では、自民党の地元支部の推薦を受けた現職の竹腰創一氏(59)=
無所属、1期=が、既に出馬を表明している。

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温泉川(ゆのかわ)さん、突然の立候補だったので、「いったいどんな人なんだろ
う」と、皆さん思われているかと思いますが、会ってきました。
きわめて素朴な「普通の人」です。

およそ政治の場に出ようとする人は、何らかの支持団体や黒幕のような参謀が
いたりするイメージがあって、そういうものがないと政治なんてできない、とそう
思ったりしますが、本当はそうじゃなくて、市長なんて、単に市民の代表に過ぎな
いんだ。温泉川さんを見ていると、何だかそんな風に納得してしまいます。

告示が18日に迫るなか、いよいよ対立候補が出ない状況を憂えて、「何としても
無投票だけは避けなければ・・・」と、家族の合意だけで立ちあがったのですから、
実に大した勇気と実行力です。

現職の竹腰さんは、数字合わせの実績とマニフェストを載せたパンフレットを大量
印刷して配っているのに比べ、温泉川さんは、奥さん手描きの似顔絵が入ったA4
一枚のチラシだけ。
うわべだけいくら繕ってみても、ボロはボロ。同じことなんですよね。

温泉川さんのチラシは、こちら

その点、「公僕に徹したい」と主張する温泉川さんの姿勢は、きわめてまっとうなも
のだといえます。本来、そうでなくちゃいけないのです。

ケーブルテレビしかり、不燃物処分場しかり、今の竹腰市政は、市民の知らないま
まに、次々と巨額な事業を立ち上げては、ごり押しするやり方です。そんな希望の
持てない田舎政治に、多くの市民や市職員までもが、不満と憤りを抱えています。
人口は減り続け、自分の町に誇りも持てず、自殺者ばかりが増える。

これでは大田市に未来はありません。
市民の声をきちんと聞く耳を持った市長に、早く代わってもらいたいものです。

「次の方、どうぞ。」
温泉川さん、市民の代表として期待しています。