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2009年9月17日

太郎制覇!

090917_taro.jpg


 
今日、やっと太郎の溝を掘り終えました。
米子からわざわざお手伝いに来てくれたりする方もいて、
みなさんの協力のおかげで、無事に掘り終えることができました。


あと、次郎と三郎が残っていますが、
大きな一枚を掘り終えると、これで要領もだんだんわかってきますから、
あとは何とかなるでしょう。

みんな掘り終えた段階で、暗渠の出口にふたをして、
全部の田に水を入れてみます。

昨日から秋野菜の種を植えています。

道の駅で買ってきた芽の出たメークインを種芋にして、
2袋ほどを植えました。
少し時期が遅い気もしましたが、
実れば来春の種芋にでもすればいいやと思います。

それから、今市小カブ、源助ダイコン、コブ高菜。
チンゲンサイ、春菊、ホウレン草、ニンジン、天王寺カブ。


春にいたるところに大豆を蒔いたので、
今、秋の種を蒔ける場所がきわめて少ないのです。

タマネギの苗がうまく育ったら、
それを移植する畝も残しておかないといけません。

麦は11月蒔きだから、
それまでに豆類の収穫が終わっていたら、
少しは麦を蒔く場所も確保できるかもしれません。


川口さんは言いました。

耕さず、田畑の生命に任せてやれば、田畑は自らの営みで、
自らが住みやすい状態にしていきます。
土が病んでいるところでも土壌改良剤はいりません。
任せれば、最短の時間で最善の状態に、自ずからよみがえります。
よけいなことは何もいらないのです。


自然治癒力というものは、
自らを自然が治癒するものであり、
その力は、本来自然の一部であるはずの人間においても、
備わっているはずのものなのに、
人は病気になったりすると、
あたふたと医者に頼ったり、薬に頼ったりしないではいられなくなる。

農業も同じことなのですね。

アラユルコトヲ
ジブンヲカンジヨウニ入レズニ
ヨクミキキシワカリ
ソシテワスレズ

人は浅い知恵でいろんなことを考えたりするけれど、
ただ自然をよく観察すればそれでいいのだと思います。
答えはそこにあり、またそこにしかない。


私なんかは、何でもすぐ忘れちゃったりするのだけどね。

コメント

あの広大な田圃跡がこうなったのですね。なるほど、自然農法を勉強し始めたのはこのためだったのかと…。その土地ずっと後になって誰かが引き継いで耕している姿を想像します。(おっと、耕さないのか?)かつて、農家の方も「ものわすれ」が多くなってそんなことを想像してたのでしょうか。
昨日、宍道町の花畑の草刈りで、息子ほど年の違う相棒と休憩しながら空を見上げました。相棒は久しぶりに空を見上げたと言います。そして「子供の頃は、大人や建物が見上げる目線にあるので良く空を見るんだそうです」と教えてくれました。
良い一日でした。

ヒドリノトキハナミダヲナガシ
サムサノナツハオロオロアルキ
サウイフモノニ

・・・、私もなれればいいのだけれど。

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