子らはすこやかに
海遊びに来た保育園の子どもたちが、
為山塾の畳を乾拭きしてくれました。
いつまでも梅雨が明けず、
雨戸を締め切った日が多かったのですが、
このところ、少し晴れ間が見えています。
いっきに雨戸を開け放すと、
さぁーっと風が吹き渡ります。
それは家だって、とても気持ちがよさそうです。
古民家には子どもたちの声が一番の贈り物です。
その子どもたちの、心のこもった乾拭きなら、
そりゃー、家も大喜びです。
この間の子どもたちは、小津辺でタコを2匹もゲット。
今日はどうかなぁ、と思っていたら、
いました、いました。
足元にいきなり、タコが。
でも、一瞬の躊躇が、機会を逃してしまうんですね。
確かに、岩かげにタコの足が見えたのですが、
あれよあれよと言ってる間に、どこかに逃げちゃいました。
そんな楽しい海遊びを終えて、
かまどで炊いたおいしいボベご飯と、ニナ貝のお吸い物。
ごはんをお腹いっぱい食べた後は、
涼しい風の吹き渡る広い畳の部屋で、お昼寝。
わずか半日のおつきあいですが、
楽しい時間はあっという間に過ぎてしまいます。
「ねえ、何歳?」
「メガネ、はずして」
「どこに住んでるの?」
小さな子らのセリフは、おかしなくらい全国共通なんだよね。
でも、どの子も可愛くて、
手をつないで、何だかんだしゃべりながら散歩をしたりすると、
何だか我が子の小さかった頃を思い出したりして、
ちょっと、胸がきゅんとしました。