新たけのこ
土の中からたけのこが顔を出す季節となりました。
たけのこは、皮のままで切れ目を入れて、ぬかと唐辛子で煮て、
一晩そのまま冷ます、というのが一般的ですが、
最初に皮をむいちゃって煮てもたいして味は変わらない、
ということなので、試しにそうやってみました。
メリットはいつもの鍋でコンパクトに処理できることですね。
まぁ大量に皮が出るのは同じだけど。
*連絡事項*
須磨の吉田さん、お問合せいただいていた件、メールで返信した
のですが、何故か戻ってくるのです。無線LAN環境はあります。
ぜひお立ち寄りください。
ごぼうはおいしい。
掘り出す時の清冽な香りは、三千世界に通じるんじゃないかと、
思えるほどに素晴らしい。
去年のごぼうに新しい葉が出てきているのです。
ごぼうの葉っぱの苦味がよくて、てんぷらにすると何ともうまい。
人が生きていく、ということの意味は、
ただ日々の暮らしの中にしかないのですね。
社会という幻想と欲望の大河は滔々と流れ、
掉させば揺れる小舟のおかしさよ。
河を汚すことは、自らのいのちを汚すことでもあるのに。
矛盾に満ちた全体は、
自らの裡に巣くう同心円の矛盾。
動くことで惹起する対立構造の虚しさよ。
刹那に移り変わる事象には目もくれず、
目の上のたんこぶにさえ手をつけない。
そういう選択肢だってあるのだ。
原因を他にもとめず、
ひたすら自らの在り様を問い直す。
それが生きること。