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2008年11月 6日

ゴンズイ玉

gonzui_02.jpg


これがゴンズイ。
頭がなまず、尻尾がうなぎ。こりゃ、まるで「うなぎ犬だ。」
トゲの毒に刺されると危ないと書かれているが、
その気で捕まえれば別にどうってことはない。

口の中に親指をつっこんで「バスづかみ」で持てば大丈夫だということなので、
そうしたが、歯があるので噛まれると結構いたい。
ぬるぬるとするが、ヒレのトゲを切ればどうってことはないのだ。


ゴンズイ釣りは、結構楽しい。
釣っているうちにだんだんコツがわかってくる。
仕掛けはサビキ。
サビキのかごがオキアミをばら撒くと、ゴンズイは狂喜するのだ。

群れであちこち回遊しているらしく、
サビキを降ろしてもしばらく反応がない時があるが、
見つけた時には、それはすごい。
しかも、同じ場所でたくさん釣れる。

ゴンズイ玉というのだが、
3,40匹ほどの群れが、塊りで寄ってきて泳ぎ乱れるのだ。
糸や針にゴンゴンぶつかってきては、エサを奪い合う。

サビキの針はゴンズイの口には少し小さいようだが、
エビをつけておくと、2匹ぐらいが一度に釣れる。
20cmから25cm。
引きが強くて、結構重たい。


普通はフグなんかと一緒で、釣っても捨てられる魚だが、
食べると結構うまい、というのが食べた人の定評です。
うなぎ系なので、やっぱり蒲焼きや煮付けがいいみたい。

磯の魚は、
生きているうちに内臓を取って早く処理しないと臭くなるということなので、
活かしたままで、帰ったらさっそく、「シゴ」。

gonzui_01.jpg

やっぱり、蒲焼きですよね。
うなぎより上品な感じですが、皮の焼けたところなんかうなぎそのもの。
ごはんにのせれば、それはもう立派な「うな丼」です。

これは、「石見銀山うなぎ」で売り出せそうですね。

残りは、一夜干しにしました。
焼いて「銀山レモンゆず」をかければ最高でしょう。


知る人ぞ知る、美味な外道。
誰も狙わないゴンズイ釣りは、この季節のイチ押しです。

だからといって、ウチの漁場を荒らさないでね(笑)。


P.S.
今晩から雨になるということなので、麦を蒔きました。

mugi081106.jpg


小麦と大麦。
来年の6月頃が楽しみです。

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