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2008年10月22日

つるし柿

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今年は季節がよくわからなかったから、柿はまだかと思っていたら
もう熟柿もできていたり、じゅうぶん収穫の時期になっていました。
このあたりは西条柿がたくさんなっていて、
地元の人たちは渋抜きをした「あわせ柿」というものを好んで食べるのですが、
一度にたくさん食べられるものでもないし、
やっぱり柿はつるしが最高でしょ。


というわけで、今年も軒先にはつるし柿。


今年のようにまだ昼間の気温が高かったりすると、
山間部では、吊るし柿にカビが生えてきたりするのだそうです。

でも、宅野は海風があるから大丈夫。
カビの心配もなく、きれいに干しあがります。

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昨日、その柿を取りにいってたら、
ちょうど収穫したアズキを莢から出しているおばあちゃんがいた。
話を聞くと、90歳。受け答えもしっかりしているし、元気だなぁ。
「畑を大きく耕す力がないので、これが一番!」
といって、たくさん小豆を植えていました。

あずきの濃い赤がきれいです。
虫食いの豆や小さすぎる豆をより分けては乾かす、
そんな手仕事がボケ防止にちょうどいいんだ、といいながら、
明るい日向でぼちぼち作業をしている様子が、とても絵になります。

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これは牛蒡。
ゴボウは掘り出す時が至福です。
土の香りにあいまった、清冽で高貴な香りがたまらない。

そういえば、落花生もいい香りですよ。
掘り出す時の落花生の香りは、いったい何に例えればいいかなぁ。
とにかく素敵です。

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吊るし柿に、菊の花、赤く色づきはじめたサルトリイバラの実。
カフェロマンの玄関は、
限りなく秋のよそおいになりました。

そのうえ、今日はひらたけをもらったものだから、
七輪に炭をおこして、焼くことにした。

木からもいだ青柚子を、
焼きたてのひらたけにじゅっと絞って食せば、
はざわりも絶妙で、このうえなきおいしさ。


何とも、まぎれもない秋です。

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こうなれば冬も近い。
さて、そろそろ薪の準備をしておかないとね。