« 2008年10月10日 | メイン | 2008年10月16日 »

2008年10月12日

岩にんじん

iwacarot.jpg

2年にわたってきな花をつけ、辺りに種を撒き散らせてくれたにんじんは、
岩と岩の隙間に生えた「岩にんじん」でした。

ついに枯れたようなので、その枯れた茎を引っ張ってみると、
何と、せんべいのような岩にんじんが出てきた。
よくまぁ、こんな隙間に根を広げたものよ。

road_of_carots.jpg

にんじんロード。
敷石の脇にも、雑草のようににんじんが生えている。

iwacarot2.jpg


ここにも岩にんじん。

こんなところに生えてしまった境涯を、
にんじんは決して嘆いたりしないんだろうな。
どこに生えたとしても、にんじんはそこでできる限りの生を生きる。

ココロドスの原点だ。

昨日は、薬草を研究されている方と一緒に、
福田さんちで作っているマコモダケの現地を見に行きました。

マコモというのはイネ科の背の高い植物で、
古代米のようなワイルドライスというものができるらしいのですが、
その芽に「黒穂菌」というのがつくと、マコモダケになるのです。

このマコモダケというのが、
たけのこのような、アスパラガスのような素敵な歯ざわり。
中華料理の食材として使われるそうですが、
この辺ではあんまり見かけない。

生でも食べてもおいしいすぐれもの。
クセがなくていい。
ぽりぽりと、、とてもおいしいものです。

これを取らずに放っておくと、真っ黒になるらしい。
昨日取ったのも、もうぽつぽつと黒い斑点がでてきていました。
真っ黒になったのを、昔はお歯黒に使っていたらしい。
おもしろい。

湿田や沼地に植えておくとすごく繁殖する。

makomo.jpg

月に群雲。

夜には空いっぱいにひつじ雲だ。
こんな空いっぱいに雲を散りばめるのには、
どれくらいの雲がいるんだろう。

muragumo.jpg