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2008年8月 8日

Pay it forward

そういえば、8.8.8.。
今日はついに、あの北京オリンピックの開会式なのですね。
だいぶ先のように思っていたけれど、時は確実に過ぎて明日が今日になる。
ウチにはテレビがないので関係ないのだけれど。


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ペイ・フォワードという映画を見た。

「世界を変える」ために、自分には何ができるだろう。
それががこの映画のテーマです。アメリカという国は、時々こういう映画を作る。
誰もが個人の自由を振りかざす一方で、巷には精神を病む人たちが溢れている。

「Pay」という言葉が何だか資本主義的に聞こえますが、
たぶん英語には精神性に関する語彙が少ないのでしょう。
「Pay it back(返済する、お返しする、見返りを与える)」の対極にあるのが、
見返りを求めない「Pay it forword 」ということです。

スケールの大きな作りごとには事欠かない国。
何が本当で、何が嘘かは、実際のところ、あまり関係がないのかもしれません。
ただ、何かやりたいことがあるなら、今から一人で歩き始めるか、
それとも地位と権力とを手中におさめて、有無を言わさずに社会を動かそうとするか、
どの方法でやるかは、それぞれの品位の問題で、
いずれにせよ、人々には等しく、それを実現させる自由と可能性がある。
それを信じようと思わせる国ではある。


「 You're Crazy 」が褒め言葉になる大らかさがあればいい。
何だってありなんだ、という考え方ができればいいんだ。


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ところで、ウチのとうもろこしがぼちぼち大きくなってきた。
これが生食でも、お菓子のように甘くておいしい。
とうもろこしの種は、町の種苗店には、もうF1交配種しか売っていない。
まったく、どこを探してもも売っていないのだ。

仕方がないので、
「やわらかく、甘くて、病気に強い」、みたいなF1交配種を買って植えた。

だから、とても甘くておいしいのができて、それはそれでいいのですが、
何だか嬉しいけど自分の手柄じゃないような、
心の奥底で納得いかないものがあったりするのだ。

それはそれとして、

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ついに、宅野で最後の鍛冶屋さん、
高橋鍛冶屋謹製の出刃包丁を手に入れた。
いいねぇ、銘入りだ。


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さっそく大きなせいごでも釣ってきて、三枚に下ろしたいところですね。


昨日は、この夏最後となる保育園さんが帰ったあとに、
バケツをひっくり返したような大雨が降った。

「よしっ。」と思って、
雨が上がった後に、濁った宅野川にうなぎを釣りに行ったのだけれど、
フグのヤツめに針ごと噛みちぎられた。

もう何回か挑戦しているのですが、うなぎ釣りはなかなかうまく行かない。
おっきなのが、にょろにょろしてるのが見えてたりするんだけどね。


でも、その日の夕焼けは奇跡のようにきれいでした。


080807_sunset_1.jpg


この物語は、2008年8月8日から始まる。


博士は、「退屈じゃないか?」といった。
「ここで何か創造的なことをしたらどうか。」

退屈って、なんだ。創造的?
創造的って、いったいどういうことだ。

この日々の暮らしこそ、何か創造的なものじゃないんだろうか。

コメント

カラスのやつめ…  に続き、
 フグのやつめ…

 お気持ち、よくわかります。(笑)

 うちの父親は、クサフグも自分でさばいて、食べさせてくれていました。
 塩焼きや空揚はおいしかったな~。
 
 自分は怖くて出来ませんが…。

うなぎは竹筒ですよ。

やったことはないですが・・・・

ここだけの話ですが、イカの塩辛で釣ってます。
目の前に落ちれば、絶対喰うはずなんだけどなぁ。

釣ろうとすると見つからなくて、釣ろうと思ってない時に見つけたりしてしまうんでしょうか?

突然の遭遇に対処できる「タクノスーツ」が必要では?ポケットにはいつも塩辛。

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