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2008年6月30日

カラスのやつめが

「あのキューりはどうかしら?」
「あれはダメだ。オレが先に見つけたんだ。」

「何言ってんのよ、花が咲くのを見つけたのは私よ。」
「冗談じゃない、ここはオレの縄張りだぜ。」

「馬鹿言わないで、畑はみんなのものじゃない。
 アンタなんか捨てられたフグでも食べてりゃいいのよ。」

「何を!旅からきたあばずれカラスめが。」
「やかましい、この田舎ガラス!」

「クワァーッ!」「ギャーッ!」

とか、なんとか、
昨日の朝、ウチの畑でカラスたちがやけに騒がしいなと思ったら、
きっとそんな相談をしていたのだ。


karasuni.jpg


今朝、起きてみると、
「あれっ?」
昨日は確か西の方につるを伸ばしていたキュウリが、
今日は東の方を向いている。
おかしい。

近づいてみると、
ちょうど食べ頃になっていたキュウリが、
根元から折れてなくなっている。

もう一日置いて、
少し大きくなってから食べようと思ってたのに。
そのキュウリが、ない。

1メートルほど離れて、そのキュウリのへたが落ちていた。
何と真ん中のおいしいところだけ食べてやがる。
こんなことをするのは、きっとカラスのやつだ。


あいつらときたら、
野菜の一番おいしい時期を正確に見極めて、
人間よりひと足早く、おいしいところだけを盗み取るんだ。

許せん。
まったく、許せん。