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2008年4月23日

蕨(わらび)

kuriushi.jpg

何だかCountry&Westernみたいな風景ですが、里山の放牧牛。
遠くを見つめる牛がカッコよく決まってますね。

里山というのは自然の宝庫です。
春になると、ふきのうとうが出てきて、つくしが顔を出し、
ヨモギがもさもさと生えて、たらの芽が出て、
そのうち、たけのこがにょきにょき。

もう春も本番になる頃には、
草を焼いた土手から、わらびがつんつんと伸びてくる。
こんな素敵な里山を放棄して、
季節はずれのうえに農薬だらけの食べ物を
高いお金を払って買うなんて、どこか間違ってる。

そんな食べ物を買うために、
朝から晩までつまらない仕事で時間をつぶすなんて、
どこか間違ってる。

でも、間違ってることに気がつかない人もいる。
間違ってると気づいても、ほとんどの人は何もしない。
何もかも、仕方ないと思ってる。

仕方ないことなんて、世の中には何ひとつないのに。

そんな簡単なことがわからずに、
世の中に埋もれている人があまりにも多すぎる。

シャボン玉を吹いて笑っていた頃から
やがて年老いて土に戻るまで、
僕たちに残された時間は、あまりにも短いというのに。

改めるに遅すぎることはない。
僕たちに残された時間は、そんなに多くない。


でも、今日は蕨がこんなにたくさん採れました。


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