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2008年3月13日

無農薬、無肥料、不耕起、自然生え

ところで、本格的に暖かくなる前にと思って、
畑の整備をしています。

家のウラ(第一農場)は近くていいのだけれど、
元々蔵や納屋が建っていたところなので、土があまり良くない。

砂地のところはまだいいのだけれど、
陶器でも焼けそうな灰色の粘土質のところもあって、
割れた瓦や石ころもたくさん。

去年、半分ほどの土地を開墾して、
とりあえず無計画に野菜等を植えたので、
今年は残っている土地も開墾して、
連作のことや第二農場との関連とか
少しはそういうことも考えていこうと思っています。


hatake.jpg


今はまだ、冬越えのだいこんやほうれん草やキクナやが残っており、
種から芽が出たニンジンや、つるが伸びてきたえんどう豆もあるので、
さしあたりジャガイモを植えつけたぐらいです。

将来的には、ハーブや薬味や葉物や果物は第一農場で、
イモ類、タマネギ、トマト、ナス、きゅうり、落花生等、
量がある野菜は第二農場で育てていけばと考えています。

しかし、連作を嫌う野菜があるので困りものです。


それから、
今出回っている種がほとんど「F1」だということを初めて知りました。
若杉友子さんのいう「次世代に続く種を決してつけない死の種」。
そんな交配種を、誰もが毎年買い続けないといけないようになっている。
種子メーカーの陰謀。

PCメーカーとグルになったWindowsのバージョンアップみたいだ。

何とも、無知というのはつまらない。
JAの苗がいいとか、
タキイの種が芽が出やすいとか、
どこかでそんなことを鵜呑みにしていた。

だから無農薬とか有機栽培がどうとか、
もうそんな生温いことじゃ全然だめで、
鶏糞だって牛糞だって化学物質漬けなのだから、
無肥料は当たり前。
固定種を入手して、無耕起の自然生え(じねんばえ)にしない限りは、
土本来、植物本来の力を引き出すことができない。

自家採種しか信用できないなんて、
いつの間にかそんなことにまでなってしまっている。
知らぬは主ばかりなり。
やれやれ。

春景色

「そろそろ暖かくなったから、つくしが出てるかもしれない。」

そう思って出かけた時には、いつもスギナになってしまっている。
だからと思って少し寒い頃に行くと、つくしはどこにも見当たらない。

去年はどの辺りにあったんだか、
季節が終わるとすっかり忘れてしまう。

「つくしがたくさんあるのはどこだろう?」
人に聞いて行ってみたら、そこにはたくさんあった。
少し早いくらいでも、やっぱり日当たりのいいところは出てる。

tsukushi.jpg


でも、たくさんあるからといってたくさん採ると、
後がたいへんなのだ。
ハカマを取るのがあんまりたくさんだと、もう嫌になってくる。

最初はひとつひとつハカマをはずしていたけれど、
途中からはハカマのところをぶちぶちと切って捨てて済ませる。


つくしというのは、
「つくしごはん」か「つくしのつくだに」か、
いずれにしても、つくしの味というものは本当はあまり分からないんだと思う。

味はあまりしないけれど、やっぱり食べたい。
春しか、春のこの時期にしか採れない、食べられない。
それはやっぱり「つくしごはん」でしょ。


hotokenoza.jpg


「ほとけのざ」

春の七草に出てくるからそれだと思っていたが、そうじゃないみたいだ。
それは本当は「小鬼田平子(こおにたびらこ)」という。
「ほとけのざ」とは全然違う。
それとは背丈が違う「鬼田平子(おにたびらこ)」というのもある。
何ともヘンな名前にされたもんだ。