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2008年1月10日

クリエイティブということ

朝、目が覚めて鳥の声が聞こえてくるから、
今日もまたいい天気なんだ、と
ただ僕たちはそんなふうに思ったりするけれど、

そうして、朝起きて聞こえてくる鳥の声の、乾いた青空に響く様子が、
あるいは、それ自体が僕の作品なのかもしれない。

そう思うと、何だかクリエイティブであることに気負いを感じることが、
とてもつまらないことのように思えてくるんだ。


sakuhin_01.jpg


それでメシが食えるとか、食えないとか、そんなことばかり血眼になって、
給料がもらえるやつには上目使いで尻尾を振って、
陰では酒をくらって繰り言のような悪態をつく。
そりゃ、天に向かって自分に唾を吐きかけるようなもんだぜ。


粘土をこねくり回して作品を作ることなら、誰だってできる。
カンバスに絵具を塗りたくって芸術家を気取ってみても、それでいったい何が変わるだろう。
原稿用紙に何百枚文章を連ねたって同じことだよ。


もっとダイレクトに、もっと振り下ろした指の先から、
四方に極彩色の鮮血がこぼれ落ちるようなクリエイティブじゃなきゃ
我慢ができないんだ。


sakuhin_02.jpg


何か作品をつくることがクリエイティブじゃなくて、
生きることが、日々の生活そのものが作品であるようなクリエイティブが
あってもいいじゃないか。


僕は起きる。


僕は寝る。


ただ、思いついたことを君に伝えるために、
僕は大きなホワイトボードを用意した方がいいのかもしれない。


sakuhin_03.jpg


コメント

胸にストンと 落ちました。
ここに居るよ と。
目に映る きれい には 言葉もありません。

今夜は
一人黙々とゆずジャムを作る幸福。
そこにも、言葉はいらなくて
ただ おいしいだけです。
新酒も おいしく 明日は雨。

雨も至福になるのだからね。

たまねぎの皮をむいてるようなもの。
涙がでるのにね。

津辺の波の音は静かで、波の音だけしか聞こえない。

・・・今は恐ろしいでしょうけど。

それにつけても、気になるのはレンタルトイレだ(笑)。
どこかで安く借りれないかなぁ。

下水があれば便器代ぐらいなもの、レンタル費で便器だけなら買えますものね。誰も安く貸してくれなかったら、納得のサービスで乗り越えられるでしょう。

年末の日刊工業新聞に「手掘りの坑道の産業遺産としての貴重さや、街並み地区など周辺の風情をゆっくり楽しめないまま銀山を後にするツアー客が目立った。大規模宿泊設備がないことで滞在時間が短くなり、観光収入につなげられなかった。」とありました。

トイレが夢に出て来ないように祈ります。

観光収入につなげられなかったんじゃなくってね。観光収入につなげようなんて、地元の人は真剣に思っとらんですからね。そりゃー、どう転んでもつながるわけがないのです。

銀山公園の駐車場のレンタルトイレもあっという間にあふれたそうです。あふれてからはじめて、これは困ったなぁ、って対策を考えはじめるのです。
だからたぶん今度は、観光客の波が引いたぐらいのタイミングでね、観光収入をどうやってあげるべきか、という議論が始まるのです。田舎の行政レベルはそんなものです。

でも、それでいいのだ。
下品に観光開発に走る小利口な行政よりは、気づかないまま通り過ぎて、責任を棚上げにする、ぼんくら行政の方が少しはマシというものだ。

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