たたみの行く末
今日は友人ともうひとつの古民家の片付けをやっていました。
宅野の3番目の拠点。ここも来年にはきっと素敵に甦る。
屋根が傷んで雨が漏って座が落ちてた。
その使えなくなったたたみが山積みにしてあったので、
今日はそれを処理場に運んだりしたのでした。
たたみというのは藁みたいなものだから、
濡れて腐りかけたものがちょうど腐葉土みたいになっていて、
畑に入れるとよさそうだ。
でも、そう言ってても片付かないから、
十数枚もあるたたみを軽トラに載せて持っていく。
ばらばらに壊れかけたたたみは藁ぼこりのようなものが
舞いあがって、息がつまりそうになる。
たたみはやっぱり「燃えるゴミ」なんだろうか。
で、処理場に持って行くと、
「たたみは、事前に連絡してくれないとね。」
「6等分にして、1日に3枚まで、と決まってる。」
何じゃ、そりゃー。
あのたたみを、家庭でどうやって6等分にするんじゃ。
「で、これ、どうすりゃいいんですか!」
今度は、不燃物のところに持って行く。
そこでもいろいろもめたけれど、
結局、ウラに持っていってくれ。
ということになった。
ウラというのは「最終処理場」ですね。
最終処理場に持って行くということは、
つまり、「野ざらし」にしておこうということなのですね。
何だ、そういうことかよ。
海の見える丘に静かに横たわって
やがて土に返る日を待つたたみさん。
「今まで永い間、ありがとう。」
でも、その重さの分だけ料金はしっかり取られる。
何じゃ、そりゃー。
まぁ、いい。
処理場の人もいろいろと決まりがあるからたいへんなんだ。
とにかくたたみは片付いた。
でもやっぱり、
少しは畑に入れてあげた方がよかったかもしれないなぁ。