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2007年11月27日

たたみの行く末

今日は友人ともうひとつの古民家の片付けをやっていました。
宅野の3番目の拠点。ここも来年にはきっと素敵に甦る。


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屋根が傷んで雨が漏って座が落ちてた。
その使えなくなったたたみが山積みにしてあったので、
今日はそれを処理場に運んだりしたのでした。

たたみというのは藁みたいなものだから、
濡れて腐りかけたものがちょうど腐葉土みたいになっていて、
畑に入れるとよさそうだ。

でも、そう言ってても片付かないから、
十数枚もあるたたみを軽トラに載せて持っていく。
ばらばらに壊れかけたたたみは藁ぼこりのようなものが
舞いあがって、息がつまりそうになる。

たたみはやっぱり「燃えるゴミ」なんだろうか。

で、処理場に持って行くと、
「たたみは、事前に連絡してくれないとね。」
「6等分にして、1日に3枚まで、と決まってる。」

何じゃ、そりゃー。
あのたたみを、家庭でどうやって6等分にするんじゃ。

「で、これ、どうすりゃいいんですか!」

今度は、不燃物のところに持って行く。

そこでもいろいろもめたけれど、
結局、ウラに持っていってくれ。
ということになった。

ウラというのは「最終処理場」ですね。
最終処理場に持って行くということは、
つまり、「野ざらし」にしておこうということなのですね。

何だ、そういうことかよ。


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海の見える丘に静かに横たわって
やがて土に返る日を待つたたみさん。

「今まで永い間、ありがとう。」

でも、その重さの分だけ料金はしっかり取られる。
何じゃ、そりゃー。

まぁ、いい。
処理場の人もいろいろと決まりがあるからたいへんなんだ。
とにかくたたみは片付いた。
でもやっぱり、
少しは畑に入れてあげた方がよかったかもしれないなぁ。

2007年11月26日

「宅野朝市」2回目!

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ちょうど先日切ってきた木を割り木にしてあったので、
玄関のの飾りつけはこれにしました。

朝市も第2回目とあって、ちょっと余裕をこいてかかったら、
あっという間に開始時間が来たので、あわてた。


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早い人は、開始時間の少し前にきて物色をはじめるので、
「これ、いくら。」と聞かれてから、急いで値札をつける始末。
まぁ、それもご愛嬌で。


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今回は益田から団体さんも来られて、一緒に朝市を楽しんでもらいました。
お昼には子どもたちにウチのカレーライスを提供。
とても天気が良かったので、みなさん存分に宅野の町を堪能されたようです。


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朝市はやっぱり地元の方に喜んでもらえるのが一番だけど、
遠方から来られる方にも立ち寄っていただくようになるといいのにねぇ、
という話も出てきました。
やがてそうなっていくことでしょう。


今回の朝市では、ご飯ものがたくさん出ましたよ。

サバ寿司
たい寿司
アジ寿司
のどぐろ寿司
いなり寿司
巻寿司
炊き込みご飯
古代米おむすび

これからは、テーマ別にやってみるのもおもしろいなぁ、と思っています。
デパ地下の「駅弁特集」みたいな感じでね。
そうそう、12月は「ライブ餅つき」をやる予定です。

「参加すると、もっと楽しい。」
宅野朝市は、これからもガンガン行くぜ!

2007年11月18日

風が吹いて海が荒れた。

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海岸に出ると立っていられないぐらいの風が吹いている。
空も明るいし、白い波頭がとってもきれいだけど、風はとにかく強烈だ。

風は、いつもただ吹いているようだけど、
風には風向きというのがあって、その時々で吹いてくる方向が違う。
そんなこと構わなけりゃ、何も気にしないで済むのだけれど、
風向きひとつでとっても困ることも、世の中にはある。

例えば、ウチのストーブだ。
外でいくら風が吹いても、ストーブさえ焚けばいつも家の中は暖かい。
しかし、何かの拍子に風向きが変わった時には大騒動だ。

それが、たまに煙突に強風が吹き込むことがあるからたいへんだ。
外に出て行くはずの煙が、逆流して家の中に充満する。人間が燻される。
ちょうど昨日がそれだった。

そんな日には、まったくなす術がない。煙が出る火は消すしかない。
かといって、何にもなしではただ寒いだけなので、
やむなく石油ストーブをひっぱり出してくる。

石油ストーブなんか、本当は焚きたくないんだ。
今時、限りある地球資源を燃やすなんて、とっても時代遅れな気がしてならないから。
それをタンクを担いで買いに行くのも、とっても無様で嫌になる。

ストーブをつけるたびに、きっとどこかの石油王が笑ってるんだ。
アメリカなんか、きっと自分たちで燃やしきれないほどの石油を砂漠に隠してる。
それでも足りなくて、あちこちに戦争をふっかけてる。まったく馬鹿な話しだ。
日本だって同じようなものだけどね。

薪は燃やすといい匂いだけど、石油は燃やすと臭いでしょ。
それが何よりの証拠だ。


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今年も手火鉢を出しましたよ。
炭を2つ3つ灰の中に忍ばせておくとね、これが1日中あたたかい。
こういう暖かさなら心に響くんだ。

吹きすさぶ風の音を外に聞きながら、
家の中では、ときおり薪の火のはじける音がする。
底冷えはするけれど、ストーブのそばに居ると気持ちよく暖かい。
そういうのがいいと思いませんか。

風が吹いて、海が荒れた日には、カフェロマンに暖まりに来てください。
季節の花も少しは咲いてます。


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2007年11月13日

あたたかい日

昨日は曇った空と突風が吹き荒れて、いよいよ冬がやってきたかと思ったら、
今日は一転してぽかぽか陽気。

陽気に誘われて、生姜を掘り出してみた。

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ピーナッツも掘り出す時に、とてもいい匂いがしたけれど、
生姜もなかなか素敵な香りがするもんだ。

さて、ぽかぽか陽気の休業日に何をして過ごすかは重要だ。

とにかく、こんなにいい天気の日に家の中でじっとしているのはいけない。

そういえば、前からやってみたいと思っていたことがある。
「宅野の路地という路地を歩いてみる。」
というやつ。

それにするか、
「今、大森の城上神社の紅葉がきれいだよ。」と誰かが言ってたので、
それにするか。

それとも、
「嵐のあとの海は魚がたくさんいる。」
ということだし、
ぽかぽかと日の光を浴びながら、ゆっくり魚釣りをしたいなぁ。

とか、やりたいことが多すぎる。

で、結局、散歩から始めることにした。


いくつもの路地を抜けると、
「あぁ、ここに出るのか。」と感心し、
いくつもの角を曲がると、
「あれ、ここがここにつながっているのか。」と驚き、
結局、頭の中の地図がぐちゃぐちゃになっただけだった。
今度また、ゼンリンの地図を持って歩いてみよう。

で、その次にすることは、
うーん、紅葉もいいけれどね、やっぱり海が呼ぶんだ。

海は嵐の後でゴミが浮いてたし、少し濁ってもいたけれど、
やっぱり結構、引きがいい。
底の方まで見えないけれど、いろんな魚が泳いでいるようだ。
糸を垂らすと、トビウオが向こうでぱしゃぱしゃ飛んでいる。


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で、結局、アジが5匹、カワハギが3匹、鯛が1匹、メバルが1匹。
まぁまぁだ。
アジはから揚げ、カワハギとメバルは煮付け、鯛は塩焼き。

ざんまい。ざんまい。

2007年11月11日

大好評「宅野朝市」!

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一週間前に「よし、やろう。」と決めて、
それからばたばたと取りかかったので、
出品者が出揃うかなぁとか、ほんとに誰も来なかったらどうしようとか、
実は内心どきどきだったのです。
しかしまぁ、恐れずに踏み出せば世の中は何とかなるもんです。
(大丈夫、みんなが僕のことを助けてくれる。)

おかげさまで、ふたを開ければまずまずの盛況。
(ほら!結局、世の中なんて思いどおりになる。)


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何と言っても地元の方がたくさん来てくれたのが
すごくうれしかったね。

これまでいろいろイベントをやってきて
有線放送も何度か流してはみたのだけれど、
地元の人の反応は鈍かった。
もちろん来てくれる人もいるにはいたが、
有線放送もさほど効果がないのかなぁと思ってた。

そうしたら、なんの、なんの。
こういうのをやればみんな集まってくるんだ。
「何だ、早く言ってよ。」

ウチのつるし柿があっという間に完売した。
リサイクルショップでも引き取ってもらえなかった2層式洗濯機が
すぐに「売約済み」になって、みんなが悔しがってた。


ほっと、ひと息。
やってよかったなぁ。


これで勢いづいたんで、
今度の25日(日)は、もっとバージョンアップしてやるよ。

こういうのは見るのもいいけど、
自分でやるのが楽しいんだから。


次回「宅野朝市」の参加者を募集しています。
お電話かメールでご連絡ください。

何事も、「思い立ったらすぐ実行!」
僕らに残されている時間はもうあんまりないんだから。


宅野朝市&宅野映画会

いよいよ、明日、ちゅうか、今日になりました。
みなさん、お待ちかねの「宅野朝市」。

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ウチのつるし柿も出品されています。
しいたけやこんにゃくも出ます。
魚の干物も並べます。
さば寿司や古代米のお赤飯も出します。
いいねぇ。

朝9時から12時まで。みなさんお早めにね。

そうそう、朝10時からは「宅野映画会」もあります。
野生生物と人間との共存ををテーマにしたドキュメント映像。
第1回目は「町を往くペンギン」。
大人も子どもも楽しめる内容です。勉強にもなるし。
ぜひお子様とご一緒にどうぞ。

2007年11月 3日

ピアノが来た!

確か「バグダッドカフェ」の中で、
ずっとバッハの平均律を練習している黒人の少年がいた。
「うるさい!」とか言われながら、いつもいつもバッハを弾いていた。

「いいなぁ。」と思っていたのだけれど、
ついに、そのピアノがやって来た。

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ヤマハのNO.100だから70年程前の製造。
レトロで音もしっかりしている。
アップライトだけれど重厚感がある。

大事に扱われてきたピアノだから、美しく古びているんだ。

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練習したいなぁ。
ベルテンペラーの楽譜、誰か貸してくれませんかねぇ。

それから
さっそくこのピアノで演奏会をやりたいと思っています。

為山塾の高い梁の土間で、レトロなピアノの調べが美しく響きます。
いい音が出ますよ。

演奏してみたい方、求めます。