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2007年10月29日

祭りの収穫

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昨日で「竹のある生活展」が無事終了。
おかげさまで楽しい一週間が過ごせました。

それにしても、参加してくれた皆さんの協力がなくちゃ
成立しなかったなぁ。
企画は立てるんだけど、
「で、それ誰がやるの?」ってことになると止まっちゃう。
だから、立てた企画はそのまま後先考えず実行に移す。
そこが重要だ。

「大丈夫!誰かが手伝ってくれる。」
そんなこと気にしないでやれば、きっと誰かが助けてくれるんだ。
助けてくれる人だって、自分が動くことで楽しさも倍増する。
祭りは見るものじゃなくて、するものだから。

竹炭や竹細工をいろいろ集めたら、
それを見に来られた方は、自分でも作られる方が多かった。
「なるほど、こうやってるのか。すごいがー。」とか。
やけに感心するけど買ってくれない。
「よし、家帰ってやってみよう。」だもんね。
こういうものは田舎では流通しないわけだ。

「竹のある生活展」も、
田舎じゃ仲良し勉強会になっちゃう(笑)。
それはそれで充分いいんだけど。

でも、これはあれだなぁ。
みなさんの作品を問屋さんのように集めて、
これを都会に持って行かなくちゃいけないということだ。

「竹のある生活展」
誰か都会でやってくれる方いませんか。

趣味でやってる製品なんてたいしたことないと思われるかも
しれないが、こっちの趣味はレベルが違う。
でも、趣味でやってる方がほとんどだから
手間ひまかけているわりには、いいものが安い。
だから会場費も出ないと思うけど、
まぁ、やるだけで楽しいよ。


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今回のイベントは、会期中にライブをやったり、
「竹の流しそうめん」や「竹ごはん」や「竹バームクーヘン」など
作りものも多くて、準備も本番も結構たいへんだった。
でも、偶然にも駆けつけてくれたみんなに助けられて
結局すべてがうまく行った。それがうれしかった。

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あの広い土間で一度やりたいと思ってた、
初めてのクラシックライブも実現したしね。

2007年10月26日

「竹のある生活展」開催中!

竹炭や竹を使った細工品を多数展示・販売しています。
為山塾の古民家に、竹がしっくりと映えます。
残すところあと三日。今週日曜日までです。どなた様もお見逃しなく。


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今週土曜日(27日)はクラシック音楽ライブ
最終日(28日)は竹ライスカレーと竹バームクーヘン、それに竹をチップ化するマシンの実演。

皆様のお越しをお待ちしておりますぜ。

2007年10月24日

新メニュー!ほっと柚子

そろそろ夜釣りに行くのも寒くなってきた今日この頃。
あったかい柚子茶が飲みたくなるのもうなづけるというものだ。
そう思って新メニューを作りました。

絞りたて「ほっと柚子」 500円

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今ごろ、久利の福田さんちの山では柚子がたわわに実っている。

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寒くなったといっても、昼間はまだまだ半袖で充分だ。
はさみを手に持って、今日はその仕込みの柚子狩り。


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柚子という木はトゲが多いのだ。
油断をすると手が傷だらけになる。
まぁ、おいしいものにはトゲがあるということだ。

福田さんちの柚子はとってもジューシーで
黄色くなると、皮ごと丸ごとかじられるほどにおいしい。
そのうえ種がないのだ。


あまり知られていないことだが、
久利の柚子といえば、かつて日本の果物百選に選ばれたほどに
優秀な柚子。

それで作る柚子茶がおいしくないわけがないじゃないか。
ロマンさんの、絞りたての「ほっと柚子」。

さて、さめないうちに召し上がれ。

2007年10月14日

そろそろ柿が

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こりゃ、まるでオレンジの宝石だ。
透きとおるような実がとても美しい。
口に入れると、とろけるように甘い。

言うことなし。


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あまり知られていないことだが、
ウチの第2ファームには落花生が植えられていた。
これが夏の間に青々と葉っぱをつけていたんだ。

サツマイモと競うぐらい、
こんもりと畝を埋めつくしていたのだが、
いったいいつ収穫すればいいんだぁ?と思って、ネットを調べたら、
なんだ、そろそろいいんでないかい。

よし、よし。試し掘り、試し掘り。


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すると、なんてこった。
土をかきわけると、たっくさんのピーナッツがぶらさがってるじゃないか。

さて、これをどうやって食べるかだが、
ピーナッツ農家でしか味わえないという食べ方があるのだそうだ。

それは、獲れたばかりの落花生の「塩茹で」。
このうまさは食べた人にしかわからない、と書かれている。

そうか、そうか。
わっしゃ、ピーナッツ農家じゃけん。

で、30分ほど、結構たっぷりの塩を入れて茹で上げた。


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う、うまい!
これがなんと、絶品のうまさだ。
やめられない、とまらない。

とてつもなくうまいよー。

2007年10月13日

セイゴ38cm

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ついに釣り上げましたよ。
岸壁からセイゴ38cm。

この間からよなよな釣りをしていると、
アジゴの回りを黒くてでっかい魚がうろうろとしている。
しかし、そいつはエビには見向きもしなくて、
引っかかるのはちっちゃなアジゴやベラばかり。

よおし、今夜こそあいつを釣ってやろうと思って、
岸壁3号の針とゴカイを買ってきたのでした。

ゴカイが大きいので最初は半分に切ってつけてたのだけれど、
なかなか食いつかないので、長いのをそのままつけたら、
いきなり寄ってきて「パクッ!」だ。
だって、外灯の薄明かりで、寄ってきた魚が見えるんだもの。


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ほら、アジゴと比べたら、
釣れたセイゴが、いかにでっかいかがわかるでしょ。

OK!
今日はもうこれでたくさんだ。
地元の釣り師は引き際がいさぎいいのだ。

釣れた魚はどうしたかって。

三枚におろせるほどの魚だからね。
料理のやりがいもあるというもの。
アジゴを三枚におろしたりもしましたが、それと比べりゃぁ天と地の差だ。
これは立派な正真正銘のお魚さんです。


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片身は塩焼きに、頭はアラに。


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そして残りは、もちろんお刺身。
コリコリですよ。
そりゃぁ、うまいに決まってる。


おとといはイカ。昨日はメバル、今日はセイゴとくりゃぁ、
明日はクジラかぁ?

2007年10月12日

竹ごはん

「竹ごはん」というのは、竹で炊いたご飯のことです。
これにカレーをかけたのが「竹ライスカレー」。
今月28日(日)の「竹づくしの日」に備えて、
昨日の晩にちょっと予行演習をしたのでした。

太目の竹を切ってきてもらったので、
米と水を入れる窓を開けました。
そこに入るだけのお米を入れて、1.2倍ぐらいの水を入れて、
お酒と藻塩を少し入れて、
もとどおりに蓋をして火にかける。


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結構、最初からぼーぼーやっちゃった方がいいみたいです。
竹は水分を含んでいるから、
燃やすぐらいの勢いでも大丈夫。

20分程度かなぁ。
時々、窓を開けて中を見ながら、
竹の底の方がこげてきて、ご飯の水分もなくなって、
いい感じになったら、火から下ろす。

しばらくそのまま蒸します。


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おっと、なかなかいい感じじゃないですか。

食べてみると、めちゃくちゃ、うまい。
本気でうまい。
かまどめしも相当うまいけれど、それに匹敵するぐらいうまい。
ちょうどいい感じにおこげもできて、
このおこげがまた莫大うまい。

28日(日)は60人分ぐらい作らなくちゃいけないかもしれない。
かなり太目の竹で、1本で2節目で6合ぐらい炊けるとして、
6本で36合か。こりゃ、たいへんだ。

でも、竹ごはんはおいしい。
ごはんだけでごはんが食べられるぐらいおいしい。
おかずは何もいらない。

28日(日)は竹ごはんを食べるだけでも、
広島くんだりから車を飛ばして来る価値があると思うよ。
益田や松江ぐらいからなら万難を排して駆けつけた方がいい。

あんまり好評で竹ごはんがなくなるかもしれないので
絶対食べたい人は事前に予約をしてください。

10月28日(日)は「竹づくしの日」
あー、楽しみ、楽しみ。

2007年10月11日

秋の幸

近頃はちょいと夜釣りに出かけることにしています。
宅野にはわざわざ遠くから車でやって来る釣り人がたくさんいるけれど、
ウチなら釣り竿とバケツを両手に持って、歩いてすぐ。

岸壁では街灯からこぼれた灯りに魚たちが集まってくるのです。


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昨日はイカが釣れました。
アジゴなら入れ食い状態なのだが、
少し小さいのをそのままエサにすると、何とイカが抱きついてくる。

普通の釣り竿なので、抱きついたところを引き上げようとしても、
そこはそれ、イカも簡単には釣らせちゃくれない。
水面から出ると魚を離してしまうので、
何度かかっても、なかなか釣り上げることができない。

それでも一匹釣れました。
釣れたてのイカは本当にからだが透きとおっていて美しい。
黒や赤や黄の小さな斑点が点滅しているのです。


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アジゴなら入れ食いだ。
七輪で焼いて南蛮漬けにするのがうまい。
頭から食べられるのがいいね。


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で、やっぱりお伴には栗ごはんだね。
そうして、いもづるのおひたしがすごくおいしい。
右手の小皿に見えるのはFさんの特製てづくりらっきょ。
これがまた超うまい。


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ウチの畑のさつまいもはでかいからね。
いもづるも莫大採れる。


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これは28日の「竹づくしの日」の予行演習。
竹でバームクーヘンをやってみた。
なかなかの出来だ。当日が楽しみ、楽しみ。

問題は「竹ごはん」。
これも一度チャレンジしてみよう。
報告はまた。

2007年10月 8日

アゴとジェリーフィッシュ

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美しいなぁ。
羽の生えた魚は何だか妖精のように美しい。
(そういえば、鈴木翁二がよくそんなイラストを描いてたな)

羽があるからって、トビウオはそれをばたばたやったりはしないんだ。
尾びれで勢いよく海面を叩いて水から離れ、
まるでグライダーのように何百メートルも滑空する。

背中は鳥に見つからないように、濃い海の色を纏い、
お腹は大きな魚に食べられないように、太陽の白い色を塗ってある。

それでも襲われそうになった時にだけ、仕方なく飛ぶのだそうだ。
遊覧飛行を楽しんでいるわけではない。
現実は厳しい。

けれども、この妖精のようなトビウオを飼育するのはとてもたいへんなことらしい。
産卵すると死んでしまうので、水槽で一年間同じ姿を見せてあげることはできない。


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鶏頭に朝の陽射しがまぶしかった。
昨日はアクアスのバックステージを見せてもらえるというので
早くから浜田に向かったのでした。

初めてのアクアス。
飼ってる人はとてもたいへんだろうけれど、やっぱり水族館はいいね。
水族館の中では、イカが一番好きだ。
イカは何ともカッコイイ。

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しかし、水槽の中の魚たちの写真を撮るのはむつかしい。
暗いし、動いてるし、それになかなか焦点が合わない。


そういえばジェリービーンズで喉を詰まらせていた大統領がいたなぁ。
ロナルド・レーガン。
関係ないけど。

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ジェリーフィッシュ(Jellyfish)は漢字では海月または水母。
最近では都会のマンションで若い女の子がよく飼っているそうです。
散歩に連れて行かなくてもいいし、
深夜に疲れてひとりで帰ってきた時に、ちょっと癒される。

確かに薄暗いバックライトの水中にたゆたうくらげはとても美しい。
それを見ている人間より、よっぽど美しいかもしれない。


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これは、糸引きあじ


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そして、お決まりのシロイルカ。

どちらもバックステージでしか撮れないショットです。


アクアスは指定管理者制度で、県から委託された職員が
とても頑張って働いています。

アゴの養殖をやっているのは、全国でここだけ。
シロイルカの調教ができるお姉さんがいるのも、全国でここだけ。
目の不自由な人が触って見ることのできる魚たちの立体的なレリーフ、
そんなものが何気に壁に埋め込まれているのも、全国でここだけ。

民間で勤めていた人たちが、お役所の不完全な制度のはざまで、
いろいろ理不尽な思いをしながらも、
素敵なアイデアを出しあって毎日元気に働いています。

いいところですよ、アクアス。初めて行ったけど。

2007年10月 5日

秋ナスとともに

夏の間は十一星てんとうの大群になすすべもなく(ナスのくせに!)
立ち枯れのようになっていたなすびが、今頃になって実をつけ始めた。

ところどころてんとう虫に齧られた傷が白く残っているが、
それでも大きく育つやつも出てきた。

秋になってようやく実を結ぶ「秋ナス」というやつだ。
ゴマ味噌の田楽焼き。
焼きナスにすると、固い実がちょうどうまい。

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トマトも今年はナス同様にてんとう虫に強襲されてさんざんだった。
抜こうかどうしようかと思って、まだ放っているが、
ナスのようにこれから「秋トマト」で実を結んでくれればいいのだけれど。

畑は空いたところに次の野菜を植え始めた。

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キャベツ


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だいこん


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ホウレン草


そろそろサツマイモがいい感じだけどね。
収穫の報告は、また今度にしよう。