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2007年9月 2日

とろろあおいとおくら

tororoaoi.jpg

黄蜀葵 (とろろあおい)。これはちょっと読めませんがぁ。
うちの畑には、今頃毎日とろろあおいの花が咲く。
夏前にでたらめに蒔いていた種が、あちらこちらですくすくと育っているのだ。

okura.jpg

こっちはオクラだよ。
花だけ見ればまったく見分けがつかない。
オクラも少し涼しいくらいが調子いいみたい。
暑い頃には、毛虫にぜんぶ葉を食べられてちっちゃな骸骨のようになっていた。
そんな夏の姿がうそみたいに、すくすくと花を咲かせて実をつけているのだ。

花もきれいだけど、葉っぱも素敵だ。
花びらが5枚、葉っぱも5つに分かれてて、実を5角形にするところなんか
なかなか憎いねぇ。

何でこんなに似てるのかと思ったら、どちらもトロロアオイ属。
オクラの方は、Abelmoschus esculentus。
食用になるトロロアオイということだ。

オクラは実がねばねばとしているけれど、トロロアオイは根がねばねばとしている。
ねばねば兄弟。
トロロアオイは、紙漉きに使うと繊維がいい具合にまとまるのだそうだ。
オクラは「okra」、日本語かと思ってたら、なんと英語!
勉強になりますねぇ。


ところで、
宅野は夏もいいけれど、秋もすごくいいよ。

何やってんだろう。みんな早く引っ越して来くればいいのに。


september_sunset.jpg


高い空にちぢれ雲、暮れなずむ夕日は、もの哀しくて、うれしくて。


september_rain.jpg

しとしとと、雨の降る日も、この世のさいわい。

  

コメント

うちも咲いてます。
教えに従った春のゲリラ活動が実を結びました。

為山塾にも活動はしておきました。

今日も蔵をカフェに改造しようかという話が出たんだけどなぁ。

なんで君は都会のくだらないしがらみを捨てられないんだろう。
こっちで仕事するほうが百倍楽しいに決まってる。
そのうち地球も壊れちゃう。今やんないと永遠にできないぜ。


だんだん地球も壊れますね。

そこかしこの畑の隅に見えると気になっていました。
この花びらだったような気がしますが、
サラダにして食べたことがあります。

一日花ですが、花びらを水に挿しておくと、水がとろろになります。サラダで食べてみます。

とろろあおいの花を焼酎漬けにすると、虫さされ,捻挫、やけど、かたこり、等々効用がいっぱいあると聞いたが、しりませんか?
 年配の方からいただいたのですが、半信半疑です。

ひょっとして、伊勢志摩あたりの方ですか。

私は知らなかったのだけれど、いろいろ調べると、鵜方に伝わるものだそうです。その地方では、とろろあおいのことを「へいさく」と呼ぶらしく、昔から同じ名前の「へいさく」という自家製の塗り薬を作って家庭の常備薬にしていたそうです。何にでも効くという秘伝の万能薬ですね。

花びらを35度のホワイトリカーに漬けて、1ヶ月もすると琥珀色の液が出来る。その液を蚊に刺されたときとか痒いときとか、火傷とかお風呂上りに化粧水としてつけるとよい、とあります。クラゲにさされても、ひと塗すれば途端に腫れがひくとか。

開花する前の開きそうな状態の花を摘んで漬けるのがいいそうです。よく効くが、結構臭いとも書いてあります。

根は和紙を漉くときの糊料になることでよく知られていますが、漢方では鎮咳薬や健胃薬として利用されるようです。捨てるところなしですね。おそれいりました。

花びらのリカー漬けは、こちらでも今年の夏にぜひトライしてみたいと思います。できあがったらブログでも紹介しましょう。

藤本さんもぜひ。

トロロアオイの効き目は本当です
焼酎に漬けるのもやっています
もう鵜方では昔から伝わるものです
最近それを飲んで子宮筋腫が治ったという話もききました 飲んだことはないですがもっといろいろな効き目があるのではと思ってます
誰か教えてください

それは素晴らしいですね。
鵜方にそれを知るおじいちゃんやおばあちゃんがおられたら、ぜひ話を聞いてみたいものですね。
ウチでも今年はリカー漬けを作ってみます。
このところ、花が時々咲いていますが、これから9月になると、もっとたくさん咲くだろうと思います。
そのままサラダにして食べてもおいしいからね。

ニキビには、効果はないのでしょうか?
わたしも、傷があってトロロアオイをつけたら治ってびっくりしました。

ニキビのあるうちにぜひやってみてください。
新たな発見があるかもしれませんよ。

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