そして夏休みも終わろうとして

水着が46着。バスタオルが46枚。
靴ときたら92足。
白日にさらされた洗濯物がまぶしい。

これでもか、というぐらいに熱い夏の日差し。
そんなことなんかお構いなしに、
海に入れば子どもたちは、もう大はしゃぎ。
いっぱい遊んで古民家に戻ったら、
採ってきたいっぱいの貝で、貝ごはんやお味噌汁を作ります。
そしてもちろん、みんなで食べる。

三間通しの畳の部屋を吹き通す涼しい風。
高い梁と太い柱。
海に沈む真っ赤な夕日。

広い土間で繰り広げられる
絵本の弾き語り&キャンドルコンサート

夜には大きな羽を広げて飛び立つ鳳凰。
(そういうお話しになっている。)
そんな宅野の原風景は、
この地を訪れた子どもたちの脳裏に、
何枚か焼き付いただろうか。

僕ときたら、こどもたちと一緒にざぶんと海に入って、
ふと気がつくと、ポケットには携帯。
「あらら。」
お気の毒様。お釈迦様。
それは何の前ぶれもなく、ある日突然にやってくるのだよ。
真水で洗って、
お日様にしばらく乾かしてあげるから、
何事もなかったように、
また元に戻ったりしてくれればいいのだけれど。
いずれにせよ、
そんな風にして夏休みも終わろうとしているのだ。


