« 2007年8月16日 | メイン | 2007年8月23日 »

2007年8月20日

いもずなと古民家

カナダのモレーンやレイクルイーズに行かなくったって、
エメラルド色した湖水はこんなところにもある。

lake_miko01.jpg

カナダは氷河に含まれた鉱物のせいで
絵の具を溶きだしたような美しい湖がたくさんあるけれど、
いろんな鉱物が豊富に眠っているということでは、
三瓶近辺の山々は、なんと驚異的に素晴らしいところだということに
あらためて気づかされる。

このあたりの海岸線だって、
三瓶から流れ出した溶岩が素晴らしい造形を残している。
埋没林だって、はるか昔の大噴火の残滓だ。

そうか。「石見」は石を見る、だもんなぁ。
そういう視点で見直すと、三瓶は母なる山に違いない。
世界遺産なら、それぐらいのスケールでみないといけない。
銀の発掘なんて、たかがおこぼれの砂遊びにすぎないじゃないか。

町並みだってくだらない。
大森もいいけれど、レプリカを作って喜んでるようじゃ、
あまりにもなさけない。

石見には、
かつて「粋」を身に纏った大工や左官職人たちが
遊び心で腕をふるった建築物が
あちらこちらに宝石のようにちりばめられている。

それらが今はみんな捨てられて、朽ちて、
もう土に返ってしまおうとしているんだ。

watarishouse.jpg

何十億円もかけて世界遺産の準備をしても
たぶん何にも残らない。
人が合議して決めることなんて、およそそれぐらいのことだ。

lake_miko02.jpg

鉱物の時間は、はるかに歴史をまたいで積み重ねられる。

僕たちはせいぜい、身の回りの掃除でもして一生を終える。


matsudaya_kura.jpg

宅野にはヘルプしてもらいたがっている古民家がたくさんある。

僕は彼らの掃除をする。
風を入れて、建てたときのように使ってあげる。
そこに住んで、磨いて、使ってあげる。
そうすると、何十年眠っていた家が、喜んで光りだすんだよ。

君も、くだらないことやってないで、
一緒に古民家の掃除でもしませんか。


P.S.
そうそう、いもずな、というのはね。
「鋳物砂」
エメラルドグリーンの水溜りは、それがとれる鉱山にある。
それがどこかは、

教えてあげない(笑)。