心のジャングル2

こんなふうにしとしとと雨が降る日には、
ソテツが針のような手を、思いっきりぐーんと伸ばす。
むせるような原始の森が息づく。
人が人と気持ちを重ね合わせるのには
どういう流儀が必要なんだろう。
びっくりしたり、とまどったり、気づかないふりをしたり、
怒ってみせたり、笑ってみせたり、少しお世辞を言ってみたり。
人はもういい加減、そんなことは卒業した方がいい。
そんな面倒くさいことをしなくても、
ちゃんと身体以上につながる心があるんだから。
「はじめまして」で手をつないで、海に散歩に出かけましょう。
そして夕日が沈む頃には、海にたゆたう貝殻になる。

七夕のキャンドルナイトのために
僕たちは100個のおむすびを作り、50枚の竹の皮に包んだ。
よくやった。
孟宗の葉は少し肉厚で乾くと固くて包みにくかった。
今度は真竹にする。
自分でやってみて、ひとつだけかしこくなれる。

若いシンガーソングライターは
大地や星や子どもたちの心の美しさを歌にした。
歌っていて涙が出そうになるという。
その涙が伝わってくると、こちらも少しブルーになる。
何故、懸命に生きようとすると、
人は自然の美しさに涙したりするんだろう。
歌い続けることで何かが生まれたりは、たぶんしない。
それでも彼は歌い続ける。



コメント
話は違いますけど。ご報告。
仁摩会で、大国竹取物語の説明をしました。
言ってしまえと
「世界の遺産を守ってるんです。もやもや君を使うと世界の遺産を守ることにつながります。」って
言いながら、どこか愉快でわかりやすい。「もやもや君で世界を守る人たち。」
わっしゃぁ何もやってませんよって、あの人の声も聞こえてきます。
石見銀山ロマンさんのことはM山さんがしっかり伝えてましたよ。
Posted by: okamammoth | 2007年7月 9日 17:30
「竹、切っとるだけだけぇ。」
もう、それだけで充分。地球が喜んでいます。
Posted by: caferoman | 2007年7月 9日 22:18
この季節になると、帰りたいと思う。
お盆が近くなると、無性に帰りたい、と願う。
あのやさしい光に包まれた、ほろ苦くも楽しい、うれしい笑いの溢れていた場所・・・それが遠い昔の日、故郷なのかもしれませんね。
Posted by: ぼべ | 2007年7月12日 07:56
故郷は日々風化しています。
山や田畑は久しく人に構われることもなく、もう自暴自棄に荒れ果て、家屋も長い間人に住まわれることのないまま、忘れ去られ、なし崩しに朽ちていこうとしています。
人が人でなくても走り続ける都会には、もう人はあまり要らないけれど、この何もない故郷は、あなたがいないと死んでしまう。
早く帰ってきてください。
Posted by: caferoman | 2007年7月12日 08:28