枇杷の実がなる頃

そうだ、もう黄色くなった枇杷の実や、まだ青いのまで、
枝にはたくさんぶらさがってた。
そんなことだから、たぶん6月の中頃やもしれない。
梅雨にはまだ少し早いからといって、
乾いた土の上には、真夏のような陽射しが強く強く降り注いでいました。
でも、その日に限ってはめずらしく、宅野は朝からあいにくの曇り空でした。
こんな日は夕日も沈まない。
お昼も過ぎて、
もう今日、君は来ないかもしれないと思ってた。
そんな日の昼下がりに、海からの贈り物が届いた。
それは紐解くと夢のように甘く、
赤子の想い出のようにおだやかな磁場をそこに形成したのでした。
そうして、ただいつものように海を眺めている間に、
そいつは心のはるか深奥に小さな渦巻きを忍ばせていました。
やがて日も暮れ、
思いがけぬ夕焼けに、ヨシが小さな感嘆の声をあげる頃には、
果たして渦は、もう手がつけられないほど大きく大きく成長していました。

こんなにも早く、何とも簡単に落ちる太陽があるのでしょう。
それからというもの、
この世界は優先順位というものがまるでひっくり返ってしまったかのようです。
これが枇杷の実がなる頃の不思議な邂逅の顛末です。



コメント
惚れ惚れ。
素敵な…に、すっかり癒されて 楽しみにしています。
昨日、手作りケーキ&カフェで出店、完売、些少ながら利益も計上。やっぱりシフォンが売れるのは大きさにポイント?
「あたしゃ歯がないけど、これは口の中で溶けるようで、全部食べたよ。」と80歳くらいの方。
「本店はどこですか?」
ぎゃぎゅぎょ!!でした。
Posted by: どんぐり | 2007年6月19日 00:37
どこに出店されたのですか?
そのシフォン、でひ食べさせてください。
Posted by: caferoman | 2007年6月19日 07:48
ほんに?いつかお持ちしますね。
娘が上手に作ります。(いつの間にかサブに回った母ちゃん。)
出店はあすてらすフェスティバルでした。
手作り情報誌の編集を手伝っているので取材がてらお茶がてらのカフェ…、のつもりが儲けに走り、出前までしてしまいました。
今日、仕事が早く終わり、諸々困惑の兆しあり、宅野に寄り、静けさに癒されました。
分からないことがいくつかあって整理がつかず、caferoman氏ならご存知かな?と質問を抱えていましたが、また今度。
馬路のところてん 頂いて感動。
プリプリのしゃきしゃきで手作りと聞いてまたうれし。黒蜜でも頂きたいですね。
Posted by: どんぐり | 2007年6月21日 20:35
>どんぐりさん
21日はあいにく出かけており失礼いたしました。
この次にはぜひ。私にわかることならいつでもご相談に乗らせていただきます。
Posted by: caferoman | 2007年6月22日 00:39